第16話

第14話 罪
143
2022/02/28 09:03
俺の言葉に、ハカセが物陰から立ち上がった。
左腕からはポタポタと血が流れている。
アレだけ正確に近いシェルのショットでも避けるなんて…けがをしているのが不思議なくらいだ。
始めて世界が焼かれたあの日から嫌いになった、生臭い鉄の臭い。それがこの部屋には充満していて、吐き気がする。
???
…ぁ
???
もうムカついてきたなぁ…
???
愛する娘忠実な奴隷には裏切られるし、たかがバグなんかが、なかなか消えないしよぉ。
???
さて、そろそろ終わりにすっかぁ
ジェイド
ジェイド
…ここは
???
あぁ?
ジェイド
ジェイド
ここは1つの建物なんだろ?外の奴らにばれない方法で俺を倒せるとでも思うのか?何てったって、俺はお前を手こずらせている唯一のバグだぜ?
???
ふふふ…
???
何を思ったのかはぁ知らねぇが、外の奴らにここでのことがばれることは100%ない。
???
ここは、深い地下にある。
???
ドアは内側からしか開けられない。
???
外の助けなんて、一生来ねぇぜ?
???
まぁ、この施設全体が大きな機械と言って良いほど正確な、セキュリティががついてる。
???
外部からの侵入者、セカイからの脱走者、皆排除するようなね。
???
もう、諦めたらどうだ?
ジェイド
ジェイド
セキュリティ…この施設全体が大きな機械みたい…ねぇ…
ジェイド
ジェイド
ニヤっ
ハカセが、俺のニヤリとした顔に驚く。
???
何が面白い?
ジェイド
ジェイド
え?俺がこの勝負に勝ったも同然だからだよ。
???
何をバカなことを言うのだ、ついに頭もバグったか。
???
勝つ方法などない‼️
ジェイド
ジェイド
なら、見せてやるよ。
ジェイド
ジェイド
俺の…戦略バグを。
『ドンッッッ』


『ガラガラガラ…』


『ガシャン‼️』
???
⁉️
???
なぜ…セキュリティシステムがっ!
???
権利者の俺を⁉️
???
っ!まさか…‼️
ジェイド
ジェイド
今頃わかったの?
ジェイド
ジェイド
俺の戦略。
ジェイド
ジェイド
俺は、人間をバグらせることは出来ない。行動パターンが定まらないからだ。
ジェイド
ジェイド
でも、お前の言った、セキュリティ…及び機械なら、決められたデータの基で動くから、
ジェイド
ジェイド
性能、行動パターンに変化を与えられるのさ。
ジェイド
ジェイド
俺の仕掛けた言葉の罠にも気づかないで、まんまとこの施設での俺の有利点を教えるだなんて。
ジェイド
ジェイド
案外、バカじゃないか?人間ハカセさん♪
…~~~~ッ‼️
『パリンッ』
ハカセが撃った銃が、俺の首のチョーカーについていた宝石を壊す。
???
知らなかったかもしれないが、お前達データは、その石…生命いのち石を破壊されると、死ぬんだ。お前も道連れにしてやる‼️
ジェイド
ジェイド
???
何でッ生きてるんだ⁉️
ジェイド
ジェイド
それ、前回やったんだよね…
3回目の人生、俺が死んだとき、パリンッと石が割れたのは知っていた。
ジェイド
ジェイド
でも、4回目…今回は、シェルの押したボタンでも石は割れた。けど死ななかった。
???
そんなっくっ…くそぉぉぉぉ
『パチンッ』

俺の指の合図で、セキュリティシステムに搭載された銃が、ハカセを撃つ。
より一層、鉄の生臭さが増して…
全ての戦いが、終わったようだった。
俺は、手のひらを見つめた。
まだ手には、指をならしたときの、まるで、銃の引き金を引いてしまったような…
人を殺めたことの感覚が残っていた
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
はい‼️
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
今回は雑談省きまーす
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
次回多分最終回です‼️頑張りまーす
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
みゅーく.゚+.(・∀・)゚+.゚
おつみゅー( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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