なんで、お前がここに…
久しぶりだね、悟
お前は…、お前は偽物だ!
本物は俺が殺したはずだ!
きっしょ、なんでわかるんだよ
(すみません、なんか本家と違いますね💦ここら辺うろ覚えであんまり覚えてないんですよね…)
夏油が獄門鏡に五条悟を封印するとあなたは言った。
夏油、花御が死んだって知ってる?
…知ってるよ
花御が死んだのに、悲しくないの…?
…この戦いには犠牲がつきものだ。
それがたまたま花御だった、それだけだよ
…………
ぶー!
今にも夏油を殺そうとしているあなたの腕を真人と陀艮が掴んだ。
今そんなことしても意味がないことだってあなたもわかってるでしょ?
喧嘩はこの戦いが終わったら。それまではみんなで協力しなきゃいけないでしょ?
ぶー、ぶふふ!
…ごめん真人、陀艮
俺は虎杖を探しに行くよ、あなたもついてきて
うん
おい、待て!
追いかけようとする漏瑚たちの前に真人は改造人間を放って逃げて行った。
ばいばーい
あなたをお姫様抱っこして真人は走り出した。
ちょ、真人?
降ろしてくれない?
えー、いいじゃんもーちょっとこのまま
えー…
真人は少し離れた場所であなたを降ろしていった。
よし、じゃあここら辺に改造人間ばらまこうか
ん?呪術師の気配がする
でしょ?多分あの七三術師だと思うから改造人間に殺させよっかなーって
あー、なるほど
しばらくして真人は言った。
ちょっと行ってくるからあなたはここで待ってて
え?私も行った方がいいんじゃ…
七三術師は俺が殺したいんだ。それになるべくあなたを危ない目に合わせたくないから
そう言って真人は走り去った。
あなたはその場で座り込んでため息をついた。
(さっき歌ったばっかりだからちょっと疲れたな…)
少し休んだら真人の様子を見に行こう、そう思ってあなたは駅の床に座ってぼーっとしていた。
(呪いの時代ってどんなんなのかな…)
(漏瑚も、陀艮も死んじゃったらどうしよう…。私がいないところで死なれるのはやっぱり怖い…)
(花御…どうして死んじゃったの…?)
しばらくしてあなたは立ち上がった。
(真人のようすを見に行ってみよう、なかなか帰ってこないし)
真人は宿儺の器と戦っていた。
真人がやられているのを見てあなたは加勢することにした。
遠距離攻撃の歌を歌う。
あなた…!
五条先生が言ってた人型呪霊…!
…はじめまして、虎杖悠仁
!なんで俺の名前を…
呪霊の中では結構有名だもの、当たり前でしょう?
お前も充分有名だろ、あなた
!へー、私ってそんなに有名なのね
お前…、3年前の惨殺事件のリーダーだろ
…そうだよ、それが何?
なんであなたがそれを知ってるの?
五条先生から聞いた。
お前、人助けが趣味なんだろ。
だったらなんで人を殺すんだ
別に、人助けは趣味じゃないわ。
3年前の惨殺事件、あそこにいた人間たち誰かわかる?
……俺は知らない
でしょうね。
あそこにいた人間たちのほとんどは夕波家の一族だった。
夕波家は私の体の持ち主をかつて殺そうとはかった非道なやつらよ
……体の、持ち主?
そう、私は呪術師の体に入ってる呪霊なの。
中に入ったら必然的に体の持ち主の過去までわかっちゃうから。
私、結構この体の持ち主のこと気に入ってたんだよね。私に体くれるって言うし、話し相手にもなってくれて。
だから私は惨殺事件を起こした。
彼女を殺そうとしたあいつらを到底許す気にはならなかった。
ただそれだけ
人の…ため、なのか
それもわかってなかったくせに、あなたは私を祓おうとしてたの?
あなたが見ているもの全てが真実じゃないのよ
まあ、お前にはわからないだろうね、虎杖悠仁
…あなた、高専に来い
は?
五条先生に言われたんだ。
あなたが3年前の惨殺事件で人間のために人を殺したんだったら自分と一度話をさせて欲しいって
あなたは、言われたことしかできないの?
え…
あなたなら私をさっさと気絶でもなんでもさせて高専に連れて行けるほどの力はあるはずよ。
でも、あなたはそれをしない。
あなたは誰かに言われたことしかできない、ロボットみたいなものよ。
私を殺せって言われれば殺すし、高専に連れてこいって言われれば高専に連れて行く。
これのどこがロボットじゃないの?
虎杖は夜蛾学長に言われた言葉を思い出す。
「君は、自分が呪いに殺されたときも、そうやって祖父のせいにするのか?」
違えよ
いや、違くないかも知れない。
でも、少なくとも俺は言われた通りにやってそれで自分が死んでも人のせいにしたりなんかしない。
俺は自分の意思でこうやってお前を説得してるんだ
ふーん…でも、私は高専に入る気はないよ。
あんたらの言いなりになる気はこれっぽっちもないんでね
そう言うとあなたは自分の分身を5体ほど出して虎杖を襲わせた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。