第6話

夏油なりの優しさ
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2021/09/13 13:14
偽夏油
やあ、真人。
あなたは?
真人
今日は少し出かけるってさ
偽夏油
ふーん…
真人
なんか用でもあった?
偽夏油
いや、ちょっと聞きたいことがあってね
真人
どんなことなの?
ワクワクしながらたずねる真人に夏油は言った。
偽夏油
真人、私はあなたにと言っているんだ。
君に教えてはあげないよ
真人
ケチー!
ちょっとぐらいいいじゃん!
あなた

ただいまー

偽夏油
あ、あなたおかえり
真人
おかえりー!
あなた

あれ、夏油どうしてここに?

偽夏油
少し話したいことがあってね。
来てくれるかな?
あなた

え、あ、うん…

真人
………
偽夏油
真人、着いてきちゃダメだよ
真人
分かってるってばー!







外を歩きながら、夏油はあなたにたずねた。
偽夏油
最近、身の回りに変わったことはなかった?
あなた

?何もないけど…

偽夏油
呪術師にあったとか、ない?
あなた

………あ、1人だけ変な呪術師に会ったよ

偽夏油
どんなの?
あなた

アイマスクした変な呪術師。
私に高専に来ないか?って誘ってきたんだけどそんなのめんどくさいからって断った。
そう言えば、また来るって言ってたかな…

偽夏油
……それ、五条悟だよ
あなた

え⁉︎五条悟ってあの特級呪術師の?

偽夏油
うん。
あなた、次五条悟が高専に来いと誘ってきたら入ると言うんだ。
高専内で出来るだけたくさんのことを学んでおいで
あなた

(私のことを都合よく使ってるくせに)

偽夏油
今都合よく利用してるって思ったでしょ?
あなた

夏油、心でも読めんの?

偽夏油
いや?なんとなく。
もしかして当たってた?
完全にはめられた。
偽夏油
でもさ、これは私なりの優しさでもあるんだ
あなた

夏油なりの優しさ、ねー…

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