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2019/08/07

第7話

その後
 木枯らしが冷たい中庭。
僕は極度の寒がりだからマフラーと手袋を装着しているけど、深田は無防備。

 さすがフィギュアスケーター。いや、バカは風邪を引かない、かな?
深田 貴之
何か気になるところはないか?
 昼ごはんを食べ終わった僕らは、深田が練習している動画をスマホで見ている。

 今シーズン課題の4回転サルコウの改善点を聞いてくるけど、未経験の人間がわかるわけないでしょ……。
深田 貴之
まだスピードが足りないのか? それともタイミングが合っていないのか……
本宮 琉偉
多分どっちもじゃない?
 適当に答えると、深田はハッと目を見開いた。
深田 貴之
その通りだ! どちらも欠けてはクリーンなジャンプは跳べないではないか!
 あ、そうなんだ。
深田 貴之
じゃあ次はフリーを見てくれないか? コーチにまだファントムになりきれてないと言われてな……
 前の僕はこんなにお人好しじゃなかった。


 全部、深田のせいだ。アイスショーであんな凄い演技を生で魅せられたら、絶対誰でも応援したくなっちゃうよ。
本宮 琉偉
いいよ
 ここまで協力してあげているんだから、次の大会は絶対完璧な演技を披露してよ。

 






 あと、僕のダンスレッスンも見てもらおうかな。次のヤツ録画しよっと。