第3話

episode 1
348
2019/01/06 08:22


- 🐥 side -


あぁ僕はなんて馬鹿なんだ



あなたとの話に夢中になりすぎてた



そしたらトラックが猛スピードで走ってきてて



あなたが僕のことをかばって



押してくれて 僕もあなたの事助けようと思ったけど



気づいた時にはもう遅くて



あなたが地面に打ち付けられていた



自分でもわかった顔がどんどん青ざめていくのが




僕は駆け寄った




🐥「あなた!あなたっ!」



名前を呼んで泣いているとあなたは



「何で泣いてるの(笑)」って



辛いはずなのに無理して笑って



無理しないでって言ったら



もう死んじゃうのかって



まだわかんないじゃないか



助かる可能性もある



なのに君は最後に


「遊園地…行きたかったなぁ…っ😂」



って笑顔で言って瞼を閉じたんだ



僕はあなたが瞼を閉じた瞬間崩れ落ちた



そこからずっとあなたの側で泣いていて



そしたら



「かわいそうねぇ」とか「若いのにねぇ」



なんて声がちらほら



そしたらまた涙が溢れてきて



しゃがみこんで泣いていると



サイレンの音が聞こえてきた



少しすると



救急隊員の人が来たから僕はたまらず



🐥「あなたを助けてください…っお願いします…っ」



なんていうと



「 ……全力を尽くします。一緒に乗りますか 」



って聞かれたから僕は



はい、、っと答えた



@救急車の中



僕がずっとあなたに小声で喋りかけている声と



すすり泣きしている音が響く



あなたの手が冷たくなっていく



嫌だ、嫌だ


まだやり残した事いっぱいあるじゃないか


一緒に遊園地行くんでしょ、?…っ



頑張って…あなた…



ずっとあなたの事を考えていたら病院に着いた



@ 病院



あなたはすぐに集中治療に運ばれた



手が震える



あ、赤いランプがついた



何分経っただろうか



赤いランプが消える気がしない



嫌だよあなた帰ってきてよ…



今何時だ、? 時計には



“ PM 1:30 ” の文字



もう手術開始から2時間も経っている



あぁあなた…あなた…っ



あなたとの思い出が頭の中で再生される



自然に涙が溢れる



🐥「う…っうぅ…っ」



あぁ自分はなんて情けないんだ



恋人1人守れずに男かよ…っ







手術中の赤いランプが消える



中から医師が出てきた



🐥「あなたは…あなたは…っ助かったんですか…っ」



医師「 手術は無事成功しました。 しかし



“ 目を覚ますかはわかりません ”



え…?め、目を覚ますかは分からない…?



医師「 もし覚ましたとしても後遺症があるかもしれません 」



🐥「後遺症…?」






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