第42話

第41話
4,307
2020/04/16 14:13
あなたの抗がん剤治療が続いて約2週間が経ったある日の朝。
冴島はるか
冴島はるか
あなたちゃん、回しぃ、ん、あなたちゃん!?大丈夫?
あなた

ハァーハァーハァーハァーハァー

あなたはこの時、抗がん剤の副作用で発熱を出していた。
冴島はるか
冴島はるか
ちょっと待っててね。(藍沢に連絡する)
藍沢耕作
藍沢耕作
はい、📱
冴島はるか
冴島はるか
藍沢先生、あなたちゃんが抗がん剤の副作用で発熱を出します。今すぐ来てもらえますか?📱
藍沢耕作
藍沢耕作
わかった。📱
電話を切り、藍沢は白石に連絡して、あなたの病室へ行った。
冴島はるか
冴島はるか
あなたちゃん、すぐパパ来るからね。
体温計挟むよ。
あなた

ハァーハァー、はるか、ねー、ちゃん、ありが、とう

冴島はるか
冴島はるか
あなたちゃん、、頑張って。
藍沢耕作
藍沢耕作
あなた!
冴島はるか
冴島はるか
藍沢先生!
藍沢耕作
藍沢耕作
冴島、悪い遅くなった。熱は?
冴島はるか
冴島はるか
38.9度です。
藍沢耕作
藍沢耕作
まずいな。解熱剤頼む。
冴島はるか
冴島はるか
はい!
藍沢耕作
藍沢耕作
あなた〜わかるか?パパだぞ。
あなた

パ、パ、ハァーハァーハァー

藍沢耕作
藍沢耕作
すぐに楽にさせてやるからなぁ。
もう少し、頑張れ。
冴島はるか
冴島はるか
先生、持ってきました。
藍沢耕作
藍沢耕作
サンキュー、ルートもう一本追加するから、冴島、点滴頼む。
冴島はるか
冴島はるか
わかりました。あなたちゃん、酸素マスクつけるね。
あなた

ハァーハァー

藍沢耕作
藍沢耕作
あなた、ちょっとチクッとするぞー
冴島、後頼む。
冴島はるか
冴島はるか
はい。
藍沢耕作
藍沢耕作
あなた、聴診するから、服めくるなー
ちょっと心拍早いな。
冴島はるか
冴島はるか
モニター持ってきますか?
藍沢耕作
藍沢耕作
頼む、あなた、大丈夫か?
あなた

う、ん、ハァーハァーハァー

冴島はるか
冴島はるか
持ってきました。
藍沢耕作
藍沢耕作
あなたシール貼るな。
そして、あなたの容態が落ち着き。あなたは寝た。
白石が来た。
藍沢耕作
藍沢耕作
恵、悪かったな。朝早くに。
白石恵
白石恵
ううん。全然、着替えとか用意してたら、いい時間になったら。でもよかった。容態、安定してて。
藍沢耕作
藍沢耕作
だいぶ、副作用も出てきたみたいだ。これから、髪の毛が抜けてくるかもな。
白石恵
白石恵
そうだね。あなた、苦しかったね。(あなたの頭を撫でながら)
藍沢耕作
藍沢耕作
これから、白血球の減少が著しく低下して、免疫力が弱くなってくると思う。そうなったら、無細菌室に転室させる。
白石恵
白石恵
うん。数日は熱と闘わなくちゃね。
藍沢耕作
藍沢耕作
とりあえず、今日は抗がん剤治療はやめとく。
白石恵
白石恵
わかった。
藍沢耕作
藍沢耕作
じゃあまた、なんかあったら呼んでくれ、仕事に戻る。
白石恵
白石恵
うん、ありがとう。

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