第53話

第52話
4,065
2020/04/28 02:57
ストレッチャーにをで病院に移り。
藍沢耕作
藍沢耕作
じゃあ、俺ら仕事に戻るな。
白石恵
白石恵
うん、緋山先生もありがとうね。
緋山美帆子
緋山美帆子
うん、じゃ、また夜ね。
白石恵
白石恵
うん。
藍沢と緋山は仕事戻る途中、エレベーターの中で、、、
緋山美帆子
緋山美帆子
あなた、どうだった?
藍沢耕作
藍沢耕作
、、、再発だ。まだステージ2の初期だが再発だから肺への転移の確率が高くなる。
緋山美帆子
緋山美帆子
そっか、、、手術のことは?
藍沢耕作
藍沢耕作
生体肝移植しようと思ってる。
緋山美帆子
緋山美帆子
白石?
藍沢耕作
藍沢耕作
あぁ、あなたにできることはこれくらいしかやってやれないってさ。
緋山美帆子
緋山美帆子
そうなんだ、藍沢も無理せずにね。
藍沢耕作
藍沢耕作
あぁ、サンキュ。
あなたの病室
白石恵
白石恵
あなた、熱下がってきてよかったね。
あなた

うん。

白石恵
白石恵
あなた、
あなた

ん?

白石恵
白石恵
今から、ママが言うことちゃんと聞いてほしい。
あなた

(強く頷く)

白石恵
白石恵
あなたが今回熱を出したのは、2年生の時になった病気と同じなの。
あなた

肝芽種?

白石恵
白石恵
そう、こうやって2回以上同じ癌の病気になることを再発っていうの。
あなた

さい、はつ?

白石恵
白石恵
うん、再発したら、1回目なった時より、治りにくかったりして、逆で悪化して、転移って言う今なってるところ意外にも癌ができてしまうかもしれないの。
あなた

てん、い?

白石恵
白石恵
ちょっと難しいよね。また、本書いてきてあげるね。
あなた

ママ、ありがとう。

白石恵
白石恵
簡単に言うと、前より治療が長くなってもっと辛くなると思う。
あなた

そうなんだ、でも私、前みたいにちゃんと闘って治す。だから、また沢山迷惑かけちゃうかもしれないけど、一緒にいて。

白石恵
白石恵
うん、夜はパパがいてくれる、それまでは絶対にママがそばにいるから、不安なんか抱え込まずに、一緒に頑張ろうね。
あなた

うん、ありがとう。😊



その日の夜
藍沢耕作
藍沢耕作
恵、
白石は帰る用意をちょうどしていた。
白石恵
白石恵
あ、耕作。
あなた

パパ。

藍沢耕作
藍沢耕作
どうだ?熱は?(あなたのデコに手を当てる)下がってるな。よかったな。薬効いて。
あなた

うん。☺️

白石恵
白石恵
じゃあ、私帰るね。
藍沢耕作
藍沢耕作
あぁ。
あなた

バイバイ、ママ。

白石恵
白石恵
バイバイ、また明日ね。
あなた

うん、

あなたの病室前
白石恵
白石恵
ここまででいいよ。緋山先生と帰るから。
藍沢耕作
藍沢耕作
あぁ、あなたには伝えられたか?
白石恵
白石恵
うん、ちょっと難しかったみたいだから、また本書いて渡す。できること、それくらいかないから。あなたのためにも。
藍沢耕作
藍沢耕作
あぁ、じゃあ、気をつけて帰れよ。
白石恵
白石恵
うん、じゃあ
藍沢耕作
藍沢耕作
じゃ、
白石はスタッフステェーションに行ったが緋山がいなかったため医局に行った。


ガチャ
白石恵
白石恵
緋山先生?いる?
緋山美帆子
緋山美帆子
おー、白石。ごめんね探した?
白石恵
白石恵
ううん。スタッフステーションで冴島さんに医局に戻ったって教えてもらったから。
緋山美帆子
緋山美帆子
よし、オッケ。あっ、白石ちょっとさ、、、
白石恵
白石恵
なに?
緋山美帆子
緋山美帆子
来て。
そう言って緋山は廊下のベンチに白石を連れて座らせた。
緋山美帆子
緋山美帆子
藍沢から聞いた。
白石恵
白石恵
あなたのこと?
緋山美帆子
緋山美帆子
うん、生体肝移植受けるんだって?
白石恵
白石恵
(頷く)でも、まだ検査してないからドナーになれるかわからないけど。
緋山美帆子
緋山美帆子
あなたには?なんて?
白石恵
白石恵
再発のことと肺への転移の可能性のことは伝えた。でも移植のことは伝えてない。
緋山美帆子
緋山美帆子
移植ネットワークには、登録したの。
白石恵
白石恵
耕作がしてくれた。でも、肝臓移植を希望している患者は多くいる。それだったら生体肝移植を受けた方が待たなくて済む。
緋山美帆子
緋山美帆子
うん、、、わたしにできることがあればなんでも言って、それに答えるから。
白石恵
白石恵
うん、グスッ、ありがとう。
緋山美帆子
緋山美帆子
白石が抱え込んでどうするの。強くなんなきゃ。
白石恵
白石恵
グスッ、グスッ、そうだよね。
緋山は白石の肩に抱きついた。


緋山が医療過誤を起こしたときのように、、、
緋山美帆子
緋山美帆子
大丈夫、絶対に大丈夫、、、
白石恵
白石恵
グスッ、グスッ、、、

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