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『一か月後、この世界は消滅します。世界が崩壊するまでは残りわずか20日。それまでの時間を有意義に過ごしてください』 淡々と告げるアナウンサーの言葉に、人々はざわめいた。 「ああ、そうだった」と、さっきまで笑いに包まれていた世界は一気に肩を落とす。 「よければ僕と一緒にいてくださいませんか……?」 思えば僕の残りの人生が狂い始めたのも、たぶんこの言葉にうなずいてしまったからだ。 そして、世界の最期を君と迎える。