青空の下で、向日葵色の約束を。
5年前の、あの記憶。
大事な、大切な記憶なはずなのに。
俺はあの日を境に忘れてしまった。
残っているのは誰かの温もりと、何もかも失ってしまった自分だけだった。
そして、あれから5年。
記憶を微かに思い出した青年は、とある島に移住することを決意。
その島には青年がまだ知らない、閉ざされていた記憶と、忘れてはいけない過去が残されていた。
思い出したい、その一心で島の生活が始まる。
ある日不思議な、でもどこか懐かしい少年に出逢う。
そこで蘇る夏の日こと。
約束しよう。
あの晴れた日の青空の下で。
ー 2,359文字
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