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旅に出てしまう前に兄さんの住んでいた屋敷があった。 生きる意味とは何なのか分からなくなったutは、ふと昔その屋敷の自分だけに教えてくれた地下にある兄さんが大切にしていた鏡を思い出す。 「この鏡は新しい世界を見せてくれるよ」 そう言って微笑んでいた彼はあの日から帰ってこない。 鏡よ鏡さん。新しい世界を俺に見せてくれ。
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