龍の巫女
古代、日本には鬼がいた
「人喰い鬼」
人を脅かす鬼達の影に、怯えるもうひとつの姿があった。
その姿は時代が過ぎると共になくなっていった。
その姿は…。
「龍」の一族だ
そして残った一族は村を作り、人を呼び、人と同じ暮らしをした。
そんな日々に、亀裂が入った。
四龍神達が襲来した。
龍の姿のまま、その村を荒らした。
火龍、風龍、水龍、地龍
龍の頭となった四龍神は、村を取り仕切った。
いつしか、龍と人の間に子供が産まれた、愛らしい子供だった。
そして、その子供が四龍神を操る巫女になるなんて、誰が予想しただろう
その巫女の名は…
「義響響華」
後の、龍柱である。
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update 2020/04/14