Ruban noir〜黒い炎〜
公爵家の令嬢に仕える4人の男。
彼らはそれぞれ、首・胸・腕・頭に令嬢から貰った黒いリボンをつけていた。それゆえ、4人はBarrage de Kurobe(黒四銃士)と呼ばれていた。4人は、ひっそりと令嬢を恋慕っていた。許されない恋の炎に燃えながらも、令嬢と4人は仲良く幸せに暮らしていた。
だが、公爵の治める領で、連続殺人が発生する。殺されたものは、みな黒いリボンをつけているというが…
皆、そのリボンをはずせ、災いの元になる、と言う。
が、黒いリボンは令嬢から貰ったもの。4人は決して外さなかった。
令嬢も心配そうに彼らを見る。
そんな彼らに近づく死の足音は、誰の前で止まるのだろうか。
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update 2021/05/29