地雷系なのに地雷系じゃない!?
俺、多杉偏見(オオスギヘンケン)。高校1年生。上杉謙信と似てる名前だ。職業、本屋のアルバイト。それは職業というのかって?ふっ...立派な職業だろうがよー!
げふんげふん。気を取り直して。
俺こと杉見は、ついに高校生活スタート!
入学式では首席の挨拶も努めました。ふは...俺天才☆
新しいクラス、1年1組に足を踏み入れる。
もちろん「華のJK!」とは言えない。おかしいだろ。男子高校生が華のJKしてるの。
そんで、席に座った俺。隣にはすげーバチバチの地雷系女子がいた。は?...え?フリフリの服もすごい。メイクもしてる。前髪重くて髪2つにしてさ。入学式から飛ばしてんなー。まあいい。関わらなければいい話だ。女子は何考えてるか分からない。地雷系女子は少し病んでそう。リスカとかして推しに命かけてそう。うーん。怖い。女子、怖い。
だから無言を貫くつもりでいた。極力関わらない。
変に関わってきて、トラブルとかまじ怖いから。
なのに?なのに?
「 はじめまして っ !
多杉偏見 ... 杉見くん で良い? 」
「 杉見くん 、 ここ 分かんない ... 」
「 え まって 杉見くん 可愛くない !? 」
『 地雷系じゃ 、 ないのかよ !? 』
俺、多杉偏見は、偏見がすごい、らしい。
ー 779文字
favorite6
grade8
update 2024/04/20