勢いよく扉を開けて目に入ったのは 、
たくさんの管に繋がれてすごく苦しそうな
じょんぐぎ
今更謝るなんて遅い
だけど … 今の俺には
ただただ謝ることしかできない
ハァハァ 、 と息が荒いじょんぐぎ
小さなか細い声でぽつぽつと話すじょんぐぎ
じょんぐぎの声は今にも消えてしまいそうだ
もしかしたらじょんぐぎの声は
もう二度と聞くことができないのかもしれない
そんな考えが頭に浮かんで涙が止まらなくなる
ほんと俺は最低だ
じょんぐぎがこんな事になったのは
俺のせいなのに
俺がしたことなのに
じょんぐぎが一番辛いのに 、 苦しいのに 、
悲しいのに ……
瞬間 、 病室内に " ピーーーー " という
今一番聞きたくない音が響いた
( ガラガラガラッ
その後の記憶はなにもない
色んな事が告げられて 、
いつの間にかもう夜になってて 、
知らない間にヒョン達が来て …
俺のせいだ
俺のせいでみんなが不幸になったんだ
ジョングギが死んで
ジミナやヒョン達を泣かせて
これからアイドル活動ができなくなって
ARMYにも迷惑かけて
会社にも迷惑かけて …
俺のせいだ
俺のせいでみんなが … ッ
俺なんて
俺なんて …
死ねばいいんだ
こんな最低な奴はこの世にいる意味がない
ごめんね 、 ジョングギ
ごめんね 、 ジミナ
ごめんね 、 ヒョン達
( ガラガラガラッ !!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。