第6話

信号組【ヤンデレ鬼ごっこ】
3,466
2019/01/18 12:43
あなたside
さっきまで聞こえていた3人の声がいつの間にか聞こえなくなった。
これはひとつの"ゲーム"だ。
幼い頃よくやっていた鬼ごっこ。氷鬼とかタッチ鬼とか……。この"鬼ごっこ"もそうなのかな?
鬼はナイフを持っている。さっき見たナイフは鋭く、反射してキラリと輝いていたのが余計不気味に見えた。
そう……この鬼ごっこが他のと違うところは、
鬼に捕まったらゲームだけでなく、"私の人生"も終わりということ。
私は鬼に見つからないようにそっと遠くへ逃げる。
タッタッタッ……
あなた

どこからか足音がした。
あなた

(どこかに隠れなきゃっ……!)

私はとっさに近くにあったロッカーのかげに隠れた。
タッタッタッ……
ころん
ころん
あっれぇ?おかしいな……こっちの方に居ると思ったんだけどなー
足音の正体はころちゃんだった。
あなた

(バレ……てない……よね!)

目の前をころちゃんが去っていった。
あなた

(よ、良かった~……)

あなた

その時、後ろに気配を感じた。
るぅと
るぅと
……あっ!いたいた!
あなた

っ……!

るぅと
るぅと
捕まえた~
後ろに居たのはるぅとくんだった。
あなた

……る、るぅ……とくん……。

るぅとくんの手に握られていたのはやはりナイフだった。
るぅと
るぅと
莉犬!ころちゃん!こっちです!捕まえました!
るぅとくんは莉犬くんところちゃんを呼んだ。
莉犬くん
莉犬くん
おっ、るぅとくん捕まえたんだ~
ころん
ころん
るぅとくんありがとー
ころん
ころん
うーん……やっぱり可愛いなー!即効殺しちゃうのもあれだし……ちょっと遊ぼっか!
るぅと
るぅと
それいいですね!
莉犬くん
莉犬くん
でも、何して遊ぶの?
ころん
ころん
うーん……あ、いいこと考えちったっ!
私の心の中は恐怖しかなかった。
ころちゃんは私にニッコリと笑った後、近づいてきた。
あなた

うっ……!

ころん
ころん
そんなに怖がらないで……?
ギュッ
あなた

えっ……?

ころん
ころん
大丈夫。ちゃーんと僕達が優しく遊んであげるから。
あなた

……!

ころん
ころん
ふ~
あなた

ひゃあ……!

突然耳に息を吹きかけられて、背筋がゾクッとした。
莉犬くん
莉犬くん
ふーん、あなたって耳弱いんだ……!
まずい……どうしよう……。
はむっ
あなた

りっ……り……いぬ……くん……!

莉犬くん
莉犬くん
ふふっ……♡
るぅと
るぅと
もー!ちょっと2人ともっ!ずるいです!僕にもさせてくださいよ……
ころん
ころん
ごめんごめんwww
莉犬くん
莉犬くん
でも……これだけじゃ終われなくなったね!
るぅと
るぅと
そうですね!
るぅころりいぬ
るぅころりいぬ
殺すのはいっぱい遊んでからにしよ……♡
とっても楽しい"ゲーム"の始まり始まり……。
作者
作者
……はい!とゆことで今回はここまで!
今回は信号組とのヤンデレ鬼ごっこでした!
難しかったな(苦笑)
あ!皆様からのリクエスト、お待ちしておりますっ!
それでは次回お会いしましょう~
(👋´ ˘ `)バイバーイ

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