…朝だ
今日は珍しく早起き
…6:30時…
私のベッドでドラパルトとエーフィ、そのほかのポケモンたちが勝手にボールから出てきたらしく、そのまま私と寝たらしい。
スゥゥゥゥゥゥ…
スクショしとこ(真顔)
ケーキはほうれい剤を詰め込んだバックに入れ
誕生日プレゼントは私が描いた絵付きの紙袋に入れた、もちろん手紙も入れておいた
…ティアちゃん、なんであんなことを…?
…いやいや、今はそんなこと考えちゃダメ、特別な日だもん
朝からナッペ山へ行くって…キツイー…
厚着しておいてよかった
ついた。
いつもはグルーシャさんは外に出てポケモン達と特訓をしている。
けれども今日はいない。
中にいるのかな?
安心感でホッとし、頬が緩んだ
私が発言すると、グルーシャさんは少し戸惑い、しばらくしてから耳と頬が真っ赤になった。
マフラーで隠そうとしているが、見え見えだ。
ウキウキしながらグルーシャさんは紙袋をそっと見る
そういうと私は胸を張りドヤ顔をした。
少し気恥ずかしいが、頑張って言ったつもりだ。
ペアルックのネックレス、私とイメージの色、グルーシャさんのイメージの色の宝石のネックレスだ。
形も光り方も、同じ
急に言われたもので、多少びっくりしながらグルーシャさんの方を向いた途端。
グルーシャさんが私の唇を塞いだ。
しかも、この前のとは違く、濃厚な。
びっくりして目がかっぴらいてしまい、グルーシャさんのまつ毛が目に映る。
すごく長い。色んな意味で。
私が改めてムードに入り、目を瞑ると急に生ぬるい感触が舌と絡み合った。
まさかの予想範囲、グルーシャさんがするとは。
そろそろ息が続かない。
そんな私はグルーシャさんを離した
と、にっこりとみたことない笑顔で私に微笑んだ。
やってしまった、罠にかかった…
私たちの周りには誰もいない、わざわざグルーシャさんが休みにしたらしい。
なので、私はさっきのお返し…とはちょっと軽いけど、「大好き」の気持ちと一緒に力一杯抱きしめた。
ふう、と私の耳に息を吹きかけた
「ひぃやぁぁ!?」と、ゾクッとした私を見て楽しんでいるグルーシャさん。
ほんとドSだなこの人()
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。