20××年5月23日
この日とある学校に実証実験のために1体のAIロボットが導入された。
彼女の名前は『サユ』
彼女は他のAIより特別丈夫に作られている
彼女の実証実験としての内容は
「情報が0の状態から高校二年の授業を受けさせると小学校、中学校の問題もAIがデーター化し、解くことが出来る」
という論文を証明させるためだそうだ。
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先生に促され、スーツを着た男は教壇に立った
沢村教授は一旦廊下へ出て、一分もしないうちにAIロボットを連れ教室に再び入ってきた。
『サユ』が挨拶をすると生徒たちは浮き足立ち始めた
その後、様々な質問が飛び交い1時限目を15分ほどオーバーした所で沢村教授は『サユ』を残して帰っていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。