前の話
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始まりは突然だった
目が覚めると私は知らない誰かになっていて
目が覚める前に見ていた
アニメの世界だということに気がついたのは
‘‘ハンター‘‘と言う職名を聞いた時だった
...
コンコンコン(ドアをノックする音)
コンコンコン…
母さんの声だ
この世界での私の母さんである "リエル" の声だ
ここに来て1ヶ月ほどたった。
初めは本当にびっくりした
聞きなれない声に見慣れない部屋
知らない人達に見たこともない世界。
鏡の前にたつとそこに移るのは、13歳の少年
淡い水色に寝癖の目立つふわふわとした髪型に
黄金色の大きな瞳
肌は焼けておらず、強いて言うなら可愛らしい顔立ちだ
声もふわふわしていて悪くない
ここに来てもう1ヶ月がたつが
この声で歌うのはとても心地がよかった
ガチャ、ダダダ
ドサッ
...いつも通り
この子はこの世界での私の妹である"チェシ"
すごく元気でとても可愛らしい
小さい子の感は時々驚くほどに鋭い
移動
食卓
彼はこの世界の父さんである"レイド"
何やら父さんもそれなりに有名な
"ハンター"をしているらしい
食事中
この世界に来て3日ほどたった頃
机に置いてあった元の体の持ち主である
シエルの日記に触れると
全ての情報が走馬灯のように流れ込んできた
どうやらハンター試験を受けるために
かなり修行をつんでいたらしい
確かに、
この見た目に似合わない程の力が感じられるのは確かだ
だけど内容を知っているからこそあまり自信がない
けどもしかすると‘‘彼ら‘‘に会えるのでは...
そんなことを考えると少し楽しみに思ってしまう。
本当にとても良い家族だと思う
たくさん"シエル"のことを大切にしてくれるし
まだ1ヶ月ほどしかいないが
それでもとても幸せに過ごしている
この後もたくさん応援されて少し勇気が湧いてきた
そういえば本当のシエルはどうなってしまったんだろう。
そんなことを考えながら歩いていると
とても綺麗なお花畑に出た
(寝転がる)
そよそよと風が心地良い
.....スー…スー…………
...夢を見た、現実のような夢、夢のような現実を
僕だ
正確に言えば"シエル"がいる
たしかに気になっていた、いやかなり気になっていた
はずだった...?
言葉が出ない
どんな壮絶な人生を歩めばまだ子どもである彼に
こんな目をさせることが出来るのだろうか
でも私は
この世界の彼らに会うことにとても期待をしてしまっている
これからに希望を持ってしまっている
きっと大丈夫
そんな風に勝手に確信してしまっている。
………(目が開く)
そうだ、歌でも歌いながら帰ろうか
あれ? これなんの曲だったっけな...
試験前日
...なんだか泣きそうだ
たくさんの村の人たちが
たくさんの言葉をかけてくれる
中にはとても別れを惜しんでくれる人もいたり
僕はとても恵まれている
どんなことがこれから先起ころうとも
必ずハッピーエンドを掴み取ろうと
心に強く決意し
...
ついに物語は始まりを迎える。
この先どうなるかはこの世界を生きる彼次第
その世界を生きる彼ら次第である
.....
.....そして彼らも
エピローグ 終了
∇ ∇ ∇ 後書き
ここまで読んでくださりありがとうございます!
これはシエルという
既存していないキャラが主人公な時点で
かなり主の妄想上の物語にはなっているので
それでも大丈夫だよって方は是非
更新されていくかは危ういところなのですが
この先も読んでくださると嬉しいです!🤝🏻
ハンターハンターが好きだ!!って方に
楽しんで読んでいただけるように書いていきます!
ちなみに主はキャラクター全員満遍なく大好きなのですが
強いて言うなら
ゾルディック家とヒソカとゴンがかなり好きです😚
(勝手に語ってすみません笑)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。