第65話

第６３話

850

2019/05/18 02:31

涼介side
なんだよ、あの変なぶりっ子
あなたのことケガさせたくせに謝る態度は最低で
キモいんだけど

あなた

…い！おーい！

涼介

ん？あ、ごめん

あなた

らしくないねー
次、科学だから移動しよ

涼介

おけ

ぶりっ子

あー！涼介くぅん！

キッモ！！！！

涼介

（無視）

ぶりっ子

ねぇってばぁ！

涼介

何？

ぶりっ子

もーぼーっとしちゃってぇ

は？ぼーっとなんてしてねぇよ(笑)

ぶりっ子

私も一緒に移動するぅ

うーわ、ヤバイやつだ
どうしよっ！

涼介

それは無理

ぶりっ子

なんでぇ？そこにぃ、いる子が好きだからぁ？私の方が可愛いけどねぇ！！

いやいやいや、ブスが何言ってんの？あなたの方が断然可愛いし
てか、好きとかの問題じゃねーし

涼介

お前には関係ないし

ぶりっ子

（チッ）

舌打ちも聞こえてますよ～？

ぶりっ子

（小声）あなた、後で覚えとけ

あなた

は？

ぶりっ子はどこかへと去っていった

涼介

あなた、なんて言われたの？

あなた

後で覚えとけだってよ

涼介

どうせグルでもいるんだろーね
呼ばれたらLINEちょーだい

あなた

はいよ

科学や、他の授業も受け、放課後にLINEが

あなた

呼ばれたわ(笑)

涼介

今行くー
どこにいる？

あなた

体育館倉庫だってよ

涼介

おけ

ま、助けに行きますよー

到着すると既に始まってる

ぶりっ子

あのさぁ？私、涼介くんが好きなの
だから、邪魔しないで？お前がいると近寄れないんだよ

あなた

いや、知らねーから

ぶりっ子

なに(笑)？そんな男みたいな言葉遣いで涼介くんの隣にいるの(笑)？不釣り合いだから(笑)

あなた

うるせーよ
てかさ、涼介の前でのぶりっ子、相当キモかったよ？やめた方がぁいいんじゃなぁーい(笑)？

あなたがぶりっ子してるっ！
でも、アイツより可愛い！
って！違う違う！俺が入らなきゃ

ぶりっ子

は？ふざけんな

涼介

ふざけてんの、お前だろ？

ぶりっ子

えっ？なんでぇ、涼介くんがぁ？

涼介

なんでもいいだろ
てか、そのキャラ、キモいから
お前は可愛くない
そして、あなたのこと馬鹿にすんのもいい加減にしろ

ぶりっ子

えぇ？なんでぇ？私の方がぁ可愛いしっ？涼介君に釣り合うもんっ！

涼介

あれ？俺、言ってなかったっけ？彼女いるんだよね

ぶりっ子

知ってるよぉー？誰かまでは知らないけどぉ

涼介

それ、コイツだから

あなたの肩をつかんで寄せる

ぶりっ子

え、でもでもっ！別れて私と付き合えばいいじゃん！

涼介

いやー、お前は無理
コイツとは別れられないし

ぶりっ子

なんでよっ！ふざけないで！！

涼介

婚約者だから

ぶりっ子

はぁ？！もういい！そんなヤツだとは思わなかった！

涼介

顔で決めんな

ぶりっ子を追っ払い、あなたの手を握ると…

あなた

…かっこよかったよ、涼介／／／／

涼介

そう？ありがと！てか、あなたのぶりっ子の真似すごかった！

あなた

才能あるから(笑)

涼介

ホントそれ(笑)

イチャイチャしながら帰りました

いいねして作者を応援しましょう！

202

第66話第６４話

やまなみ🍼

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。