私は屋上を出て将暉くんを探す。
教室にも居ない。廊下を歩いていると、中庭のベンチで寝転がる将暉くんを見つけた。
彼は私を見ずにそっぽを向いてしまう。
彼はこちらを寝そべりながら見る
私は彼の前に立って抗議した。
私は彼に腕を引っ張られ、彼の上に覆いかぶさってしまった。
将暉くんは私の頬を触る
彼はそう言うと私を退かせて立ち上がる。
そう言うと彼は歩いていってしまった。
窪田くんと別れて私達は教室に向かう。
教室には亮くんだけが居た。
あっちで2人で盛り上がってる中。
晴香は何か見ていた。
彼女が見る方には岡田くんと倫也くんがグラウンドの隅で話しているのが見える。
彼女は私の腕を叩く。
私達は授業を終わり放課後になった。
部活場所や委員会についてのマップを開く晴香。
そう言って私の方を見る
私達は半ば強引に剣道部の部室に向かった。
亮くんは剣道着に着替えて練習していた。
遠くから、誰かの悲鳴が聞こえてきた。
そこには、本を落として倒れてる窪田くんの姿が。
そして、周りの人も誰も拾わなくてクスクス笑っていた。
春くんはバスケ部の方へと向かって行った。
私は本を持って窪田くんと共に図書室に向かった。
そこには誰も居なかった…
窪田くんはテキパキと働いていた。
いきなり扉が開いて岡田くんが入って来た。
その瞬間誰かに腕をひかれ机の下に隠れた。
そう言うとかげから見守る将暉くん。
私達は大きな声を出してしまった。
岡田くんがこっちに来た。
岡田くんは本を探しに別の場所に向かった。
私と将暉くんは窪田くんと一緒に図書室の整理を始めた。
急に真面目な顔をして見つめてくる岡田くん
本を持って岡田くんは行ってしまった。
将暉くんはダルダルと図書室を出て行ってしまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!