窮地な状況は度々 、 新たな出会いを引き寄せる 。
だが 、 その可能性は数億分の一だ 。
それでも 、 運命は彼らの出会いを導いた 。
その事実は 、 ” 奇跡 ” と言ってもいいだろう 。
L side
周りは 、 まだ森の中 。
でも 、 手元には何か温もりがあった 。
周りを見渡しても誰もいない 。
そして 、 先程までりうらの周りを飛んでいた
ぴよまるも見当たらなかった 。
自分の小さくなった手を見て 、 状況を把握する 。
精神が無事だったことだけが不幸中の幸いだった。
もし 、 全て幼児化してたら
今頃 森で野垂れ死んでいただろうから …
突如 、 背後から茂みの音と
同時に女性の声が聞こえた 。
咄嗟に後ろを振り向くと 、
そこには _________
幼児化のせいで 、 滑舌が悪い 。
いや …… 悪すぎる 、、
黒色の長髪 、 前髪に桃色を入れている
彼女は ないくんの 専属メイドさん 。
別に ないくんに好意がある訳ではないらしいが 、
長年 、 魔法を教えてもらうという 条件で
住み込みで働かせてもらっているらしい 。
手を繋いで歩く 、 りうらに問いてくる 。
それに りうらは全力の頷きで応えた 。
やっぱり 、 あの魔力の主はないくんだったんだ 。
そうだとしたら 、 あの蝶は ――――
やっぱり ッ !
さくらの指先には 、 いつの間にか
蝶が止まっていた 。
そう 、 自分の世界への扉を開けていると ……
隣に歩く 、 彼女が急に立ち止まる 。
でも 、 そこには家らしいものはなかった 。
巨大樹に手を翳し 、 彼女はこう唱えた 。
そう唱えると 、 巨大樹は消えてなくなり
代わりに 小さな家 が建っていた 。
そして 、 _____
( ガチャ
そこには 、 六年間 ……
ずっと会いたかった仲間の一人が待ち構えていた 。
アンケート
成績表 15
A
97%
B
3%
C
1%
投票数: 155票
わぁぁぁぁぁぁぁぁ✨ ( 絶叫 )
ないちゃん やっと だぁぁぁぁぁ 😭
宣伝もガンガンしちゃってください ((
感想コメント …… 待ってます !
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。