第21話

# 15
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2024/03/28 15:18




窮地な状況は度々 、 新たな出会いを引き寄せる 。












だが 、 その可能性は数億分の一だ 。












それでも 、 運命は彼らの出会いを導いた 。













その事実は 、 ” 奇跡 ” と言ってもいいだろう 。










L side








L
 んぅ … 
L
 ここどこぉ ? 

周りは 、 まだ森の中 。









でも 、 手元には何か温もりがあった 。


L
 ぬの ? 
L
 (  誰かがかけてくれたのかな ? ) 



周りを見渡しても誰もいない 。













そして 、 先程までりうらの周りを飛んでいた

ぴよまるも見当たらなかった 。



L
 (  魔力切れが起きたのか ~ ……  ) 


自分の小さくなった手を見て 、 状況を把握する 。



L
 ( 五歳ぐらいかな ? ) 


精神が無事だったことだけが不幸中の幸いだった。







もし 、 全て幼児化してたら
今頃 森で野垂れ死んでいただろうから …








 あ …  もう起きられましたか ? 
L
 …… ! 

突如 、 背後から茂みの音と
同時に女性の声が聞こえた 。












咄嗟に後ろを振り向くと 、












そこには _________


















 なるほど ! 
 だから 、 りうら様が 
この様な姿になっているのですね 。

L
 まぁ ~ まみょ ッ 

L
 まみょ ッ くは 、 



L
 ……………… 
 大変ですね 。 幼児化って …… 


幼児化のせいで 、 滑舌が悪い 。





いや …… 悪すぎる 、、


 とりあえず此処は私 …… 














Sa
 勇者 『 ないこ 』 の 、 
専属メイドである ” さくら ” に っ !
Sa
 お任せください っ ! 


黒色の長髪 、 前髪に桃色を入れている

彼女は ないくんの 専属メイドさん 。




別に ないくんに好意がある訳ではないらしいが 、

長年 、 魔法を教えてもらうという 条件で
住み込みで働かせてもらっているらしい 。















Sa
 とりあえず 、 ないこ様の 
隠れ家に向かいますが ……
Sa
 それでよろしいでしょうか ? 


手を繋いで歩く 、 りうらに問いてくる 。


それに りうらは全力の頷きで応えた 。



Sa
 分かりました 。 



やっぱり 、 あの魔力の主はないくんだったんだ 。











そうだとしたら 、 あの蝶は ――――




Sa
 ” 桜蝶 ” が 向かう所に 、 
隠れ家がありますので …
Sa
 蝶を追えばすぐに着きますよ 。 



やっぱり ッ !


L
 ちょ ぅ ? 


Sa
 はい っ ! 
Sa
 この蝶々さんです 。 


さくらの指先には 、 いつの間にか

蝶が止まっていた 。


L
 ( やっぱり …… あの蝶は  
”桜蝶” だったんだ ! )
L
 ( やばい …… !! )












L
 ( りうら 天才すぎ  … ✨ )

そう 、 自分の世界への扉を開けていると ……




Sa
 あ 、 着きましたよ 。 

隣に歩く 、 彼女が急に立ち止まる 。











でも 、 そこには家らしいものはなかった 。


L
 …… ??? 




Sa
 少々 お待ちください 。 


巨大樹に手を翳し 、 彼女はこう唱えた 。




Sa
出現apper






そう唱えると 、 巨大樹は消えてなくなり













代わりに 小さな家 が建っていた 。












そして 、 _____









( ガチャ





N
 ……… !? 


そこには 、 六年間 ……





ずっと会いたかった仲間の一人が待ち構えていた 。




アンケート

成績表 15
A
97%
B
3%
C
1%
投票数: 155票


わぁぁぁぁぁぁぁぁ✨ ( 絶叫 )





ないちゃん やっと だぁぁぁぁぁ 😭












宣伝もガンガンしちゃってください ((






感想コメント …… 待ってます !

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