子供のよく泣いている声。

　
　結構な頻度で聞いていたからわかるけど、

　多分6人くらいの…男の子…かな。

　こんなに毎日怒られるもんなのかな…。

　この頃お母さんもだんだん機嫌悪いんだよね。

　そう思いながら私は1階への階段を降りていた。

　…声がでっかくなってるんですけど…。

　…声と音しか聞いていないけど。

　すぐわかる。虐待、だろう。

　弟がいたなんて…、

　まだ、信じられない。

　お母さんは私に嘘をついていた？

　なんで弟がいることを隠した？

　私に言うこと聞かせて勉強させるため？

　虐待を隠すため？

　…弟…、なんとしてでも助けないと…

　目の前にある鏡に映る私の顔は

　涙でぐちゃぐちゃだった。

　その瞬間私の頭に突き刺さるような痛みを感じた。

　そんな時もバレないように声は抑えて、

　なにが起こっているのか。

　私には全く知らない景色がみえた。

　夜の屋上。そして、空いっぱいに広がる星空。

　その空にみえるサイコロの形をした星。

　次の瞬間その屋上から真っ逆さまに落ちた。

　急に真っ暗の世界になる。

　目の前に白い光が差してきた。

　白く光るそこには6つの影があり、

　私の名前を呼んでいる。

　誰だかわからないけど懐かしい気持ちがする。

　名前を呼ぶ6人の持つバックがきらり、と光った。

　それが目に入った瞬間…

　自分の部屋に戻ってきた。

　あの6人は…

　何も言わずとも、涙が出てくる。

　"キーホルダー"

　どうやら、前世の記憶らしい。

　でも…なんであの6人が…？

　名前も顔もしらないあの子たちを______。

　投稿しないつもりだったけど、

　なんかしちゃうもんですね（

　今年もお世話になりました🥰

　これからもお世話になります（（

　良いお年をー！！

　私は頑張って起きます😊