妹が帰るのは20時。
ようやく家に帰ることができた。
散々な1日。
色々な事が起こりすぎて理解が追いつかない。
…やっと、楽しめる。
親が帰ってくるまでだけど。
というか、妹が部屋に来た時点で終わりだけど。
ピコンッ
愛しのスマホを触る。
俺の、唯一の逃げ場。
そして、とあるアプリを開いた。
【ESCAPE route】
俺にとっての”逃げ道“。
現実から目を背けるための逃げ場だ。
“疲れた” “ごめんなさい”
という言葉だけを打って投稿する。
これ以外の感情は、今、表せない、 ッ。
スマホをベットに放り投げた瞬間。
ピコンッと、通知音が鳴った。
”稲見が返信しました“
稲見ーー俺の唯一の友達。
いわゆる、ネッ友。
全部がどうでもよくなって、消えようとした時。
支えてもらった。
生き長らえさせられた。
通知を開くと、
“お疲れ様。”
それだけが書かれていた。
けど、その言葉だけで
少し、ほんの少しだけ、
疲れが飛んだ気がした。
煌さん
浮上少なくて申し訳ないです。
そして、進行度を見れば一目瞭然ですが、すぐには完結できそうにありません。
本当に申し訳ありません。
作品をみにいくことすらできていません。
ある程度の切りがついたら伺います。
言い訳となってしまいますが、現実で色々あり、、、。
できる限りの最善を尽くしますが、完結までいかないかもしれません。
本当にすみません。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。