あぁぁぁぁぁ…………。
わたくし、今、思考停止中です。
風磨……鏡の中からでてきた、美少年。
よく考えると謎だ。
そもそも、風磨って誰なんだ?
……………………いや、まあ、風磨なんだけど。
当番の言葉で一斉に教室から生徒が出ていく。
私はいつしか、放課後が楽しみになっていた。
あずさは首をかしげながら私を見る。
ドキッとしたけど、直ぐに平常心に戻した。
私はあずさと別れ、また1人気付かれないように美術室へ向かった。
いつもの如く鏡にキスをすると、風磨が現れた。
今日は昨日のような色っぽさは身にまとっていない。
ほっとしつつ、私は風磨に聞きたいことをぶつけることにした。
珍しく、風磨が焦っている。
上手くはぐらかされ、話を変えられてしまった。
とゆーか、風磨が私に聞きたいこと……?
ドキンッ
恋愛漫画でよく聞く表現だが、今回はそんなものじゃなかった。
部活に入ってないことを知ってるの……?
私は昔、トラウマがあってから部活はやっていない。
だから、この話はしたくなかった。
なんだか、風磨の瞳に吸い込まれそうになった。
そらしちゃいけない。話さないといけない。
そんな雰囲気にさせられた。
私は思い口をゆっくりと開いた。
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ごめんなさい!これから少し真尋の過去が入ります!
すぐ戻るので、見ていただけると嬉しいです( ˊᵕˋ ;)💦
今後の展開にも関わっているので!(いや何様?)
ほんとにすみません。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。よろしくお願いします ((○| ̄|_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。