第6話

第5話*
193
2019/04/06 14:59
あぁぁぁぁぁ…………。






わたくし、今、思考停止中です。

風磨……鏡の中からでてきた、美少年。
よく考えると謎だ。

そもそも、風磨って誰なんだ?


……………………いや、まあ、風磨なんだけど。









クラスメート
これで放課後のHRを終わります。
さよなら!
当番の言葉で一斉に教室から生徒が出ていく。

私はいつしか、放課後が楽しみになっていた。



夏野あずさ
帰ろ、真尋?
坂野真尋
あー、今日もごめん!
夏野あずさ
そっか。
最近、帰れんよね?何かあったの?
あずさは首をかしげながら私を見る。

ドキッとしたけど、直ぐに平常心に戻した。
坂野真尋
ううん!
ただ用事が長引いてるだけ。ありがと!
私はあずさと別れ、また1人気付かれないように美術室へ向かった。









風磨
真尋!来てくれたんだ!
いつもの如く鏡にキスをすると、風磨が現れた。

今日は昨日のような色っぽさは身にまとっていない。

ほっとしつつ、私は風磨に聞きたいことをぶつけることにした。
坂野真尋
ねえ……あのさ、あなたはなんで鏡にいるの?
風磨
……。
それは…………。
珍しく、風磨が焦っている。
風磨
また今度、教えてあげる。
僕も聞きたいことがあるんだ。
上手くはぐらかされ、話を変えられてしまった。


とゆーか、風磨が私に聞きたいこと……?
風磨
部活入らないの、なんで?
ドキンッ



恋愛漫画でよく聞く表現だが、今回はそんなものじゃなかった。

部活に入ってないことを知ってるの……?


私は昔、トラウマがあってから部活はやっていない。


だから、この話はしたくなかった。
坂野真尋
っ、なんで……。
風磨
教えて欲しい。
なんだか、風磨の瞳に吸い込まれそうになった。

そらしちゃいけない。話さないといけない。



そんな雰囲気にさせられた。






私は思い口をゆっくりと開いた。









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ごめんなさい!これから少し真尋の過去が入ります!
すぐ戻るので、見ていただけると嬉しいです( ˊᵕˋ ;)💦
今後の展開にも関わっているので!(いや何様?)
ほんとにすみません。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。よろしくお願いします ((○| ̄|_

プリ小説オーディオドラマ