第19話

君は…
1,407
2019/07/07 02:00
1月12日ー13時58分ー
マサイside
今日は俺の 誕生日

誕生日のはずなのに 全然楽しくない。

嬉しいくない。

あなた に祝ってほしい
マサイ
マサイ
はぁ
どんだけ 探しても 全然見つからない。

正直 疲れてきた。精神的にも 肉体的にも

あなた に会いたい。

あなた と喋りたい。

あなた とハグしたい。

あなた と手繋ぎたい。

なんて 思っていると

俺の携帯がなった。
マサイ
マサイ
非通知…?
恐る恐る電話に出た。
マサイ
マサイ
も、もしもし?
あなた
マサイ?
マサイ
マサイ
あなた …?
あなた
うん
そうだよ
俺が聞きたかった声。

俺の大好きな人の声。

ずっと聞きたかった。
“生きている” ただそれだけで安心して

涙が出てきた。
マサイ
マサイ
グスッ
あなた
泣かないでよ
でも あなた の声は とても寂しそうな声だった。
マサイ
マサイ
ごめん…俺、
あなた
ねぇ、マサイ?
あなた
マサイ に言いたいことがあって
電話したの
マサイ
マサイ
言いたいこと?
あなた
うん
あなた
お誕生日おめでとう。
マサイ
マサイ
ありがとう…グスッ
あなた
マサイ 好きだよ
マサイ
マサイ
俺も…好き。
あなた
私のことを忘れないで…
マサイ
マサイ
忘れない。
絶対見つけるから
あなた
マサイ …
私を誘拐したのは s
プープー)
そこで 電話切れた。
マサイ
マサイ
クソッ!!
マサイ
マサイ
あぁあああああああぁああ!!!!!
マサイ
マサイ
ぜってぇ 見つける。
マサイ
マサイ
そして あなた を誘拐した奴に復讐する

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