第27話

にじゅうご
6,746
2019/04/21 02:00
爆豪勝己
爆豪勝己
とりあえず座れよ
今、かっちゃんの部屋にいます…
男の子の部屋なんて来たことあるはずがなくて緊張のせいか正座になってしまう…
爆豪勝己
爆豪勝己
なんで正座なんだよ
あなた

(あれかっちゃん笑った?)

いつもの怖い笑顔ではなく優しい純粋な笑顔だった
爆豪勝己
爆豪勝己
こっち来い
そう言ってかっちゃんは自分が座るベットの隣を叩く
あなた

は、はい!

爆豪勝己
爆豪勝己
んで、何があったんだよ
かっちゃんが笑ったせいかスムーズに話せた
あなた

今日帰ってくる時に誰かが私の後ろにいて…

あなた

あとを付けられてるみたいだった

あなた

でも感じたのは視線と気配だけで…その実体を見たわけじゃないから…

あなた

それで怖くて駆け足になって急いでたらかっちゃんとぶつかったんだ…

少しの間が空いて
爆豪勝己
爆豪勝己
そうかよ…とりあえずこっち向け
思い出しただけでも怖くて俯いてしまった私にかっちゃんが声をかける
あなた

(近っ)

顔を上げると思ったより近くてびっくりした
爆豪勝己
爆豪勝己
そんなら俺がお前を守る
あなた

でも、危ないし…

爆豪勝己
爆豪勝己
んなもんお前を一緒だろ?
爆豪勝己
爆豪勝己
俺がお前を守りゃいい。それだけだ
あなた

ごめ…

謝ろうとした瞬間かっちゃんが私の口を塞いだ
爆豪勝己
爆豪勝己
俺が勝手に決めたもんだ謝んな
あなた

じゃあ…ありがとう

爆豪勝己
爆豪勝己
翌日から登下校はかっちゃんと一緒にすることになった
話せたせいか安心して眠れた

プリ小説オーディオドラマ