なろ屋視点
どうしよう。
翔君に言われたけどまだ一度ものっきさんに
会えてない。
自分を責めちゃだめ。それはもう分かってる。けど…
ピンポーン
チャイムがなった。
ガチャ
え?
のっき視点
音楽を再生した。
上手くは言えない。上手くは言えないけど呼吸が荒くなった。体がの震えが止まらなかった。
「家に行こう」
なぜかそう思った。理由はやっぱり言えない。
けど
あの人の家に行けばなにかが分かる気がする。
私は無我夢中で走った。
ピンポーン
ガチャ
扉が開く。
目が合った。
ドンッ
頭の中の霧が晴れた。
思い出した。
全部
あまりの衝撃で気を失いそうだった。
けど叫んだ。
なろ屋視点
そう言われて僕は瞬時に理解した。
記憶が戻ったと。
だって。
伝えたいことが一杯あるのに口が動かない。
言わなきゃ言わなきゃ言わなきゃ
ギュッ
のっきさんが僕に飛びついてきた。
もう我慢できなかった。
ごめんなさい翔君。
「泣かない」って言ったばかりなのに泣いて。
でも泣くのこれで終わりにするから。
ごめんなさい皆。
自分のことばかり考えていた僕を助けてくれて。
そして
ごめんなさいのっきさん。
事故に合ったのは僕のせいじゃないんだとしても、今泣いているのは僕のせいだよね。
でももう大丈夫。
どうか、これで謝るのが最後になりますように。
その後メンバーに全部話をした。
どっちも上手く話せなかったけど、皆分かってくれた。
この数ヶ月が何もなかったようになった。
最近という言葉を飲み込む。 今ではすっかりこの街の人気店だ。
…嫌かな?
すると少し驚いたような顔をしたが、すぐに
といった。
そういったきみの笑顔は
星のように輝いていた。
君が
『僕の生きた意味だ』
(次あとがきみたいな話出るのでそこで色々一気に話します!)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。