第11話

学校で。
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2018/09/27 13:16
学校





涼介
涼介
あなた
あなた

ん?あ、涼ちゃん!
また来たのー!

涼介
涼介
悪いかよ〜
あなた

だって涼ちゃん、わかってる?
今年受験だよ?勉強しないと!

涼介
涼介
だって、あなた心配だから。
あなた

だからうちは〜!もうあの頃みたいに子供じゃないでーす。だから大丈夫なの!



だからさ…俺が大丈夫じゃねぇんだって。



他の男にとられるか心配だから来てんの。




あなたが思ってる心配とはまた違うんだよな…



涼介
涼介
はいはい。でも俺は大丈夫だから。
なんていったって、俺は勉強できるから〜
あなた

なのに第1希望少し下じゃーん

涼介
涼介
それはッ…


それは、


あなたが頭悪いからじゃん




あなたと同じ学校行きたいから。わざと下にした。


さすがに下すぎると親がなんか言うから、あなたよりもちょい上で、俺よりもちょい下の高校。



俺が高校入ったら、めちゃくちゃ高校の良さ伝えて、同じ高校入ってもらうからな。



あなた

それは?

涼介
涼介
俺の行きたい高校、サッカー強いから


それは嘘じゃねぇよ?




なんか、あなたと一緒になるためだけを考えてる奴だけどさ、

サッカーやりたいのは事実だし、ちょうどいい。



あなた

そっかー!

涼ちゃんサッカー上手だもんね!がんば!

涼介
涼介
おう。あ、もう時間だ。じゃあな?帰り靴箱で待ってるわ
あなた

うん!!じゃあね〜


クラスから遠ざかるフリして、少しあなたの様子を見てみる。





うつるのは、あなたが周りの友達とはしゃぐ様子。



あ。今男子が寄ってきた。



おいおい、このまま女子と話してればいいのに…



何話してんの。














あなたと同じクラスがよかったな…

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