第3話

1,
56
2023/12/17 04:51
ピンポーン。

玄関のインターホンが鳴る。

諄雨 龍
諄雨 龍
おっ、ついに来ましたかね?

ぱたぱたと足音を鳴らして、玄関まで小走りで向かう。

諄雨 龍
諄雨 龍
はーい

ドアを開け、笑顔で人を出迎える。

小野 光輝
小野 光輝
あ、こんにちは

諄雨 龍
諄雨 龍
こんにちは~。

玄関で待っていた挨拶をしてくれた人に、笑顔で挨拶を返す。

小野 光輝
小野 光輝
僕は小野おの 光輝こうきと言います
小野 光輝
小野 光輝
一応、私立探偵をしています。

自己紹介を完結にすると、ぺこりとお辞儀をする。

諄雨 龍
諄雨 龍
ああ、これはご丁寧に
諄雨 龍
諄雨 龍
僕は諄雨くどう たつと言います。
諄雨 龍
諄雨 龍
お見知り置きを

諄雨も笑顔で自己紹介をする。

諄雨 龍
諄雨 龍
それでは、立ち話もなんですし
諄雨 龍
諄雨 龍
家に入りませんか?

諄雨は家の中を見せるように手を広げ、家の中に入るように促す。

小野 光輝
小野 光輝
そうですね
小野 光輝
小野 光輝
それじゃあ、失礼します

小野が家の中に入ったことを確認すると、諄雨はドアと鍵を閉める。

諄雨 龍
諄雨 龍
あぁ、そうだ小野さん

小野 光輝
小野 光輝
はい、何でしょう?

諄雨 龍
諄雨 龍
僕に敬語はいりませんよ
諄雨 龍
諄雨 龍
ずっとそれでは疲れるでしょう?

諄雨が提案という形でそれを言う。

小野 光輝
小野 光輝
あー、じゃあ、お言葉に甘えて

小野の喋り方が若干砕いたものとなる。

小野 光輝
小野 光輝
あれ?
小野 光輝
小野 光輝
じゃあ龍さんも敬語外していいんじゃ?

首をかしげ、小野が諄雨にそう言う。

諄雨 龍
諄雨 龍
ああ、僕のは癖みたいなものなので
諄雨 龍
諄雨 龍
抜けって言われた方が難しいですね。

諄雨がいつもと変わらない笑顔で答える。

小野 光輝
小野 光輝
あ、あぁー?

小野は、納得したようなよく分からないような声を上げる。

諄雨 龍
諄雨 龍
さて、
諄雨 龍
諄雨 龍
それじゃあ家の中を案内しましようか

小野 光輝
小野 光輝
はーい!

諄雨がやや強引に話題を変え、小野がそれに元気よく返事をする。


諄雨 龍
諄雨 龍
ここが小野さんの部屋です

諄雨と小野は部屋が複数ある2階に上がると、その部屋から1部屋を選んで中に案内した。

小野 光輝
小野 光輝
おぉっ…

諄雨 龍
諄雨 龍
どうでしょう。
諄雨 龍
諄雨 龍
まだ最低限の家具しか置いていませんが、個別で部屋の内装は変えて頂こうと思っているので…
諄雨 龍
諄雨 龍
少し狭いですかね?

小野 光輝
小野 光輝
あぁいや、全然!

目を輝かせている小野に諄雨が心配そうに話しかけ、それを小野が否定する。
ちなみに部屋は8畳程度。

諄雨 龍
諄雨 龍
そうですか、よかった

諄雨が安心したように胸を撫で下ろす。

諄雨 龍
諄雨 龍
それじゃあ、
諄雨 龍
諄雨 龍
後はざっくり行きましょうか


そこから諄雨は1階に降り、リビング、キッチン、トイレ等を案内して行った。

案内も終わった頃。

諄雨 龍
諄雨 龍
さて、大体こんな感じでしょうか。

ふぅ、と息を着く。

小野 光輝
小野 光輝
ありがとう

小野が諄雨に礼を言う。

諄雨 龍
諄雨 龍
それでは、
諄雨 龍
諄雨 龍
今日は自由時間としましょうか。

諄雨がそう提案する。

小野 光輝
小野 光輝
うん、分かった

小野は提案を受け入れそう言うと、階段をのぼり自室へ戻って行った。

諄雨 龍
諄雨 龍
さて、今日はこれ以上やることは……

こうして、またひとり住人が増えたのだった。


千夜
千夜
こんにちはですにゃん
千夜
千夜
さて、やっと!!
千夜
千夜
やっっっと1話!!!
千夜
千夜
俺のコミュ障のせいでちょっと敬語から抜けた時の表現がクソですが、何とかなりましたにゃんね!!
千夜
千夜
うん。
千夜
千夜
それでは、また今度。
千夜
千夜
ばいばい

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