そう云うと、男性は自分の血液を弾丸の様な物に変化させ、硝子の破片を弾き飛ばした。
私は異能を使おうとしたが、とっさに気付いた事があった。
まだ、能力者本体に触れていないから、操れない……
敦くんはそう云うと、扉を勢いよく開け、駆け出した。
モンゴメリちゃんが指をパチンと鳴らすと、私達は異能空間へと転送された。
見渡す限り何と云うか、ファンシーな雰囲気が漂っている。
モンゴメリちゃんはアンと一言云うと、近くに人形?らしき物が寄り添った。
するとその瞬間、アンは男性を掴み上げ、奥の無数の手が広がる空間へと引きずり込んだ。
私はモンゴメリちゃんの両手を掴むと眼を輝かせた。
モンゴメリちゃんは顔を真っ赤にさせると私の両手を振り払った。
モンゴメリちゃんは、顔を伏せると、小さな声で呟いた。
私達は笑い合っていると、アンがルーシーの隣に行った。
そう云った瞬間、ルーシーの顔が少しばかり青ざめた。
私は立ち上がると、背伸びしながらアンの頭を軽く撫でた。
余程嬉しかったのかアンが私の事を抱き締めてきた。
まるで無邪気な子供と触れ合っている気持ちになる。
私は抱き締め返すと、笑いながら囁いた。
ルーシーは泣きながら、私に感謝の言葉を告げた。
太宰さんはうずまきで私を見るなり抱きつこうとしてきたが、私は綺麗に避け、ルーシーの方へ歩み寄った。
私はルーシーに抱きついた。
ルーシーはそう云うと抱きしめ返してきた。
めっちゃ久しぶりの投稿だね!?
待っててくれた人ありがとう!
そして、休載する前に来てた質問にあなたの下の名前ちゃんが答えてくれるよ!
「あなたの下の名前/さん/ちゃんの照れ顔が見れて良かったッ!」
あなたの下の名前の限界オタク達であった。
また次回
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!