前の話
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無事に一学期の期末も終わり、
今日は終業式。
友達とマッ〇寄って帰ろ〜
と、話していると夕がクラスにやってきた。
周りなんてお構い無し、と言った感じで無言で私を屋上まで連れていく夕。
屋上へと続く扉の前で立ち止まった夕は私を見て口を開いた。
段々と小さくなっていく夕の声。
真っ直ぐな夕の目に弱い私は今日もまた
夕の誘いを断れずにいた。
LINEで出かける日を決めることになったため教室まで2人で戻って夕は部活へといった。
友達待たせといちゃったな、、
教室に入って謝ると
友達「よ〜し、話の話題も出来たし行くとするか〜」
なんて言われてしまった。
言うまでもなくありえないくらい質問攻めされた。
「いつから戻ってんの?!」
「もう復縁した?!」
「西谷くんの彼女っぽかったあの女は?!」
「ほんとに西谷くんの気持ちあんたにあるの??」
「どっちから告ったの?!」
「もうキスまでいった??それ以上、」
友達「ごめんごめん笑」
今日は友達3人と私も入れて4人で来ているから端っこの席。
まだ聞こえにくい席だからいいけど、ど真ん中の席だったら引っぱたいてた(やめてBy友達)
私の目の前で好き勝手話す3人をBGMにジュースを飲みながら私は最近のデートスポットを検索していた。
〜西谷side〜
よく分かんねぇ歌を口ずさみながら壁打ちをしている。
やべぇ、久しぶりにあなたと出かけられる!!
テンションが爆上がりだった俺はみんなから不審がられていたらしい。
2人の噂話なんて耳にも入らずに
俺はどこに出かけるか考えていた。
私たちは大好き同士なのかもしれない。
お気に入り300ありがとうございます♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。