目黒side
今はSnowManというグループのサブマネージャーとしてとある事務所に潜入中なわけだけど、なぜか別件が入った。
こういう潜入系の仕事の時は、バレるリスクが高くなるから別件は断るのに…。
まぁ、いいんだけど。
仕事は夜だし、すぐ終わるらしいし、なんか素人10人の集まりで、拠点は人気のない倉庫らしいから銃使えるし。俺の得意分野。頭使う必要ないから楽。
司令から連絡が来るのは大抵昼間だから、絶賛SnowManのサブマネージャーとして仕事中なんだけどさ。
………この人たち元気すぎない?相手するの、かなり疲れるんだけど。
特にこの3人。
基本的にひっついて離れない。正直ちょっと鬱陶しい。人の目がなければ…というかこの人たちが人気じゃなかったら、取り敢えず撃ってる。後先考えないで撃ってる。
…で、多分東京湾に沈めてる。
俺、結構騙せてるよね。このパフォーマンスのプロみたいな人たちのこと。
自慢するわけじゃないけど演技には自信あるんだよね、昔から。
夜までの体力温存にはならないな。
人より体力ある方だけど、この人たちといると精神面からじわじわ体力が削がれるんだよな…。
あーっ、早く夜になんないかな。
パァンッ…🔫💥
パシュッ…🔫💥
パァンッ…🔫💥………
今日、仕事入って良かったかもしれない。良いストレス発散方法だわ。
司令、俺のストレスを見抜いて仕事入れてくれたのかな?
だとしたらマジ感謝だわ。まぁ、寝不足にはなるんだけど。
…SnowManさぁ、忙しすぎじゃない?俺仮にもサブマネージャーだからさ、基本的に現場に付いて行かなきゃだし、送迎もするし。寝れないよね。そこら辺に関してはどんなに騒がしいあの人たちでも尊敬する。
証拠とか残ってないか一応確認してっと。大丈夫そうだから退散する。
この死体が見つかったとしても、日にちは経ってるだろうし、ここらへん一帯監視カメラ無いし。完璧。
…やっぱ、人殺すの快感だわ。1回殺るとやめらんなくなるんだよね。俺の天職かも。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。