第221話

やっぱり俺達ゆり組なんで。
3,723
2024/01/01 12:00
阿部side





「おはよーごさいまぁす」





グループでお仕事の今日。

集合時間の10分前に来た翔太

と、舘さん。

舘さんがギリギリに来るの珍しいなぁと思いながら

目で追っていると

まぁまた珍しいことが目の前で起きている。

いやぁ、叫んでいいですかね。

ジャスティスっっ!!!





「んはっ、ちかっ、笑」





「ん、」





「なぁにぃ」





「翔太、髪いい匂い…」





「涼太と同じだよ?」





「昨日一緒にお風呂入ったもんね」





「ばっ!言うな、恥ずかしい、」





一緒にお風呂……

えへへ

一緒に……





大介「ゆり組さんは仲直りできましたかね」





「おう、佐久間とふっかまじでありがとな」





辰哉「舘さん珍しく翔太から全然離れないじゃん」





大介「さっきも手繋いで入ってきたし~」





「昨日の夜からずっとこんな感じ」



「可愛いだろ俺の涼太」





「えー俺カッコいいがいい」





「いつもはカッコいいけど今は可愛いの」





「…ま、翔太が言うなら…」





「…んぁぁもう!」





「んふふ、可愛いねぇ翔太」





「みんなの前でちゅーすんな」





「えーいいじゃん」





康二「俺こんなデレデレしてる舘見たことないで」





ラウール「しょっぴーそう言いながらめっちゃ嬉しそうな顔してんじゃん!笑」





「うるせ!」





「ねぇこっち向いてよ」





「やぁだ絶対ちゅーしてくるもん」





「みんな見てなかったらいいの?」





「……まぁ、」





「…行こ」





「……ぇ?」





え……?

翔太の手を引いて

楽屋から出ようとする舘さん。

イチャイチャはしてほしいけど…!

ダメよ、今は、ダメかな。

着替えもあるし

撮影も始まっちゃうからね。

あとでいっっぱいイチャイチャしてください。

もしよろしければ

その現場に立ち会わせていただけたらなと…。





照「舘さんダメだから!笑」





「えー」





「着替えないとだから、な?」





「…………」





なぜか考え始めた舘さん。

え、なんで?





「じゃあ…」





「…ん?」





「はい、ぎゅー」





「……ぇ?」





「翔太可愛い…好き…」





「…え?」





「大好きだよ」





「……………」





抱きしめられ

愛の言葉を受けた翔太は

舘さんの首もとに顔を埋めた。

恥ずかしいのかな?

俺は…





亮平「ジャスティス………」





蓮「阿部ちゃん…めっちゃ嬉しそうな顔してる、笑」





「ね、りょーた」





「翔太…好き…」





「俺も好きだから、な、離れよ…?」





「…はぁい」





また翔太の手をとって

さっきまで座っていた椅子に戻った舘さん。

膝の上に翔太を乗せて

ぎゅーって抱きしめてる。

…写真撮ってもいいかな





亮平「佐久間…」





大介「んー?どしたの」





亮平「写真撮ってもいいかな、」





大介「…誰の?」





亮平「ゆり組」





大介「いいんじゃね?」





亮平「ほんと…!?」





大介「撮ったら俺にもちょーだい」





亮平「もちろん」





さぁ俺は時間まで

ゆり組を堪能したいと思います。








新年明けましておめでとうございます。

カウコンのない年越しは何年ぶりなのでしょうか…。笑


年末年始どのように過ごされましか?
作者はここ5、6年家族全員揃わない年末年始を毎年通り過ごしました。笑
人のために年末年始夜遅くまで働く親を本当に尊敬します。私もいつかそんな人になれたらな…と。笑


今年一年
勉強、毛筆準1級・硬筆準2級合格
を目標に頑張ります。
あ、もちろんお話の更新を増やす!も目標に。

プリ小説オーディオドラマ