次の日は学校がお休みで、、
ベッドの上に寝転がって、ゴロゴロしてた
"明日、紫耀に会ったら好きだって気持ち伝えるんやで?"
そうやって廉は言ってた。
本当に別れちゃったんだよな、私。
紫耀に会ったらって、会うためには、、
私が動かなきゃ会えない。
でもそんなことする余裕は今ないし。
その時、コンコンってドアをノックされて
ドアが開いた
まさかと期待した…
なんだ、ママか…。
ママはなにか手紙らしい物を手に私の部屋に入ってきて
そう言いながら手渡された手紙の中身をそっと取り出してみた
今、しょーちゃんにとても会いたくなった
しょーちゃんがさっきまでいたなら、会えるかな、?
部屋着のままだけどそんなのどうでも良くて
家の辺りを探した、
でも私、しょーちゃんの家は知らないし、1つしょーちゃんがいる場所としたら…
よく遊んでた公園に向かった。
しょーちゃんがいることを願いながら…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。