あれから脳裏に浮かぶのがグクしかいない!
いや隣にいるんだけど···ね?ㅋㅋ
横に座ってるグクが肩をポンポンと叩く。
振り返るととんでもなく近い距離にグクの顔。
わざとらしい演技。
初めからどうせ話す事なんて無かったくせにㅋㅋ
こういう面白い所も好きだったな〜。
変な事言いながらもごもご作戦考え始めてるㅋㅋ
後ろを向いた時。
グクの人差し指が私のほっぺに当たった。
やられたッ。
“キキーッ”
グクの言葉が終わると同時に車は止まった。
マネさんがにっこり笑って優しく言ってくれた。
どこか寂しそうなグクに私は抱きついた。
離れようとした時の事。
ギュッとグクが私を抱きしめた。
力が強まる。
グクは私の手を引っ張って家の前まで歩き出した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。