第36話

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2023/02/21 11:35
















あんなに、悩んだのに……


あんなに、考えたのに…………




ジミナに、あんな風に求められたら……


我慢なんか、出来るワケ……………無かった。
















どうして………止められないんだろう。












どうして……こんなに……愛しいんだろう。
















あんなに乱れて……甘い声を出す、


愛しい、ジミナの姿は………


誰にも………見せたくない。







このまま……ジミナをココに閉じ込めて………


俺だけのものにしたい………なんて。


バカみたいに、考えたり…………してしまう。







俺は……飽きる事なく、ジミナに……キスして……


不安なんて、感じさせないように……


ずっと………身体に触れ続けていた。










……………でも……………


どこまでいったら……この衝動は……




………収まるんだろうか………?














JIM
JIM
…………っ……………はぁ……………っ

YOON
YOON
………………………………………

JIM
JIM
………っだから、…………そんなに…………
JIM
JIM
………じっと………………見ないで……………っ






YOON
YOON
……お前のその顔が……好きなんだよ……。





JIM
JIM
……あぁ…………もう……………
JIM
JIM
………やめてよ…………兄さん……………






YOON
YOON
………………………………………
YOON
YOON
………………ジミナ……………。



JIM
JIM
……ん………?…………どうしたの……?



YOON
YOON
…………いや……………あの、………
 
YOON
YOON
……………俺も………名前……………
YOON
YOON
…………呼んで……………ほしくて………

JIM
JIM
あっ!……………そっか……………ふふっ

JIM
JIM
……………ユンギ……兄さん。
JIM
JIM
…………愛してるよ。



YOON
YOON
…………………………ん………。



JIM
JIM
ふふっ、……………可愛い。
JIM
JIM
………ごめんね、気が付かなくて。
これからは……名前で呼ぶから……ね?




YOON
YOON
………名前で、呼ぶのは…………
YOON
YOON
この部屋にいる時だけで、いいから。







JIM
JIM
…………それ……は、……
JIM
JIM
………………可愛すぎるんだけど……。



YOON
YOON
……………こんな事、言えるの……………
YOON
YOON
………ジミナの前で……だけだな…………







JIM
JIM
…………っ……………ホントに………
JIM
JIM
……なんでこんなに………………………
JIM
JIM
……………可愛いの?








俺が、少し下手に出ると………


ジミナは……「攻め」モードに入る……らしくて。






一瞬で………その、表情を変えて………。






俺を攻め立てるように……刺激的で……


濃厚な………キスをしてくる。





 




YOON
YOON
…………………っ……………ん……………



JIM
JIM
………っ、……ユンギ兄さん……
JIM
JIM
……………ほんと、………かわいい……………






YOON
YOON
……………………は、………っ……







俺は……抵抗する気も無く…………


ジミナのなすがままに、される。






それが、ものすごく………心地よくて…………。






俺の首筋を、這い回る………


ジミナの舌の動きに……翻弄されていた。









YOON
YOON
………………つっ!!…………………あ、……っ

YOON
YOON
ジミナ、………っちょっと…待……っ

JIM
JIM
……ダメ。…………待たない………



JIM
JIM
ココも………キス……していい………?






ジミナは、俺の首に腕を回して……


左耳に、キスすると…


ねっとりと、耳の形に沿って、舌を……這わせる。








YOON
YOON
くっ…………………あっ……………
YOON
YOON
………ジミナっ………っ………んん………っ



JIM
JIM
…………大好きだよ……………
JIM
JIM
…………ユンギ兄さん………





YOON
YOON
…………………………っ










YOON
YOON
俺も……………攻めたいんだけど…………っ
JIM
JIM
あっ…………!!

JIM
JIM
……ちょっ!!………ずるい!!









俺の身体に跨がって………


「攻め」モードだった、ジミナの腕を掴んで


……………勢いよく、後ろに押し倒す。




今度は、俺がジミナに……………跨がった。










JIM
JIM
………あーぁ……………
JIM
JIM
……………形勢逆転……………だね………?













倒されたジミナは、急に大人しくなって……


俺の瞳を……………じっと見つめてくる。





俺は、掴んでいたジミナの手首から………


滑るように、ジミナの指に……自分の指を絡める。





俺が………ぎゅっ、と手を握ると……


ジミナも、それに応えて………


優しく……………握り返してくれる。








JIM
JIM
…………………………ふふっ
JIM
JIM
あったかい……………











優しく笑うジミナに……………


そっと、ゆっくり…………キスをした。







嬉しそうに微笑むジミナと、


こうやって……………一緒にいる。


それだけで、俺はもう……………幸せだ。










YOON
YOON
…………………………ジミナ……………




JIM
JIM
…………………………なに……………?








YOON
YOON
……………お前……………さ、








JIM
JIM
…………………………ん?







YOON
YOON
俺と……………






YOON
YOON
……………どこまで……………したい?









JIM
JIM
……ど……?
JIM
JIM
……………………………どこまで……?


























JIM
JIM
って!!

JIM
JIM
えっ!!あっ!?……………えぇっ!?








JIM
JIM
それは…………そーゆー事の……………こと?















YOON
YOON
…………………………そーゆー事の、こと。











JIM
JIM
………っ………………………………


YOON
YOON
……………まさか……………
YOON
YOON
そーゆー事を……知らないワケじゃ…………


JIM
JIM
いやそれくらい知ってるけど!!

JIM
JIM
けど……………!!












YOON
YOON
俺たちの場合………のやつは………
YOON
YOON
詳しくは……………知らない……………よな?









JIM
JIM
……………詳しくは……………

JIM
JIM
……………知らない……………し………。




JIM
JIM
そこまでは……考えて……無かった……よ。














YOON
YOON
……………………………ん。

YOON
YOON
じゃあ……………
 
YOON
YOON
………スタートラインは………
YOON
YOON
…………同じだな……俺たち。







JIM
JIM
…………………………え………?



















YOON
YOON
……………ジミナ。








JIM
JIM
………は、……はい………。



























YOON
YOON
……………俺と……………




YOON
YOON
…………結婚……………してくれる………?























JIM
JIM
……………け……………?






JIM
JIM
けっこん!!!???





























To Be Continued…

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