you side
朝学校に行けば、井上くんとは昨日の夜とは立場なんて逆
夜は私が上でも学校では私は思いっきり下の方
コンタクトを仕事場に忘れてしまって、眼鏡に三つ編み。
どこの昭和の人って感じぐらいの見た目だけど
何も平和無く行けばいい。
その一心のみで、毎日生活してる。
井上くんと目が合っても急いで目をそらす。
何も起こることなく学校が終わりみんながほぼ帰宅して行く
私は先生の頼みで荷物を運び終えやっと帰るところ。
私の教室に行くためには外からは見えることがない旧生徒会室がある。
その旧生徒会室の扉が開いて、思いっきり私を中へ引きずり込む。
「い、井上くん。」
『お久しぶり?じゃないか、笑昨日会ったもんね風俗店で』
引きずり込んだ相手は井上くんで、少し夕日にかかって綺麗に並べられた机の上に座って私を見てくる
「なにか用ですか」
『昨日はよくやってくれたからね、俺の事』
「ああ~あのご奉仕ってやつですか?笑」
『ちっ』
馬鹿にしたような言い方が井上くんの怒りに触れたようで乱暴に私は机に押し倒される
『昨日のお返ししてやる』
そう言って動かないように自分のネクタイで私の手首を固定すれば
昨日と同じようなことをはじめようとする
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。