第90話

🔫
3,088
2023/12/27 08:56

カランカラン____

あなた
副長………!

大倉燁子
ッ……!
突然勢いよく扉を開けた為、少し驚いた様子の副長。

あなた
………すみません、突然
あなた
あの後私も断ったんです。
でも社長が………
大倉燁子
あなたの下の名前……ッ

今の副長はいつもの幼女のような姿ではなく、大人の姿に戻っている。

服装も気を使っているのか、

普段着ないようなものを着ている。

あなた
……場所、移動しましょうか
大倉燁子
……そうじゃな




そしてやってきたのが例のマンション。

乱歩さんの注意を無視し、副長とやってきた

あなた
お茶でも淹れますね、!
座って待っててください
大倉燁子
なぁ、あなたの下の名前。
探偵社はどうじゃ?
大倉燁子
あの探偵から話しは聞いているが……
あなた
……先刻、安室さん降谷くんと話してたんです。
彼のお陰で少し気が楽になりました

あなた
また、もう少し落ち着いたら条野さんと連絡を取ってみようかなと思います
大倉燁子
まだ少し早いんじゃ………
大倉燁子
気持ちの整理もまだついてないじゃろう…?
あなた
はい、まだ。でも元気ですよ
中也と喧嘩するくらいにもなりましたし

大倉燁子
…!!
くくくっ…
大倉燁子
それでこそあなたの下の名前じゃな
大倉燁子
今迄の心配が少し惜しいくらいじゃ

あなた
最近は鐵腸さんとメッセージのやり取りをしてるんです
あなた
(一方的な食レポが送られてくるだけなんだけどね……)
大倉燁子
それで近頃は機嫌がいいのか……


その後も数時間副長と話した。


別れる時もきちんと駅まで送り届けてくれた。

自分から避けていたのに何故か離れたくないと感じてしまい、自分が愚かに感じる。


あなた
(迎え、もう少し待ったほうが良さそうね)

ポケットから携帯を取り出し、時間を確認する。

迎えの約束時間から10分経っているようだ


待たせているかもしれないと思っていたが、緒戦相手は太宰。

そう、時間通りに来るはずがない

あなた
(何が「私は大人しく待っていることにしよう」よ)
あなた
(結局私が待ってるじゃない……)

あなた
はぁ、これなら副長と帰れば良かった

モブ
あれ〜?お姉さん、日も暮れてきてるのに1人?
モブ
トモダチとかいないの?
あなた
……その友人を待ってるので

モブ
もうちょっと時間かかる感じ?
その間俺と散歩しない?
あなた
大分気まぐれな人なの。もしかしたらすぐ来るかもしれないから遠慮しておくわ
あなた
貴方ことご友人は?
モブ
あぁ〜さっき帰っちゃったんだよね
モブ
そんな事はいいからさ、ほら〜良いでしょ?
あなた
離してください。

流石の私も一般人に蹴りをいれる訳にもいかない。

そんな事をしてしまえば余計面倒なことになる。
あなた
……チッ

あなた
(ぐだぐだ考えている場合じゃなさそうね)

ジャキッ
あなた
……!!
モブ
なっ、なんだ…?!
???
……………離して。今すぐ
モブ
ひ、ヒィッッ!!

あなた
………ありがとう、銀ちゃん
あなた
助かったわ
ペコッ
太宰さんの代わりに来ました
帰りましょう、私が護衛します
あなた
護衛だなんて大袈裟な……
でも、久しぶりね銀ちゃん
あなた
会えて嬉しいわ


ごめんなさい、おまたせしました


そして今回のお話は自信ないです

※あんま面白くないかもです

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