赤ちゃんの手続きを終えて、私たちは家に帰った
...と言ってもアイのマンション(アパート?)の部屋だけど
私には赤ちゃんの言うことが分かるとかいう超能力は無いので
適当に流して話しかける
...てかそんな超能力あるのかな、?
そしてルビーがアイの胸の中に飛び込んだ
自分の意志を持って
、厄介オタクにしか見えない...っ、!!
一緒に部屋にいる佐藤社長と夫人
あれ、合ってたっけ?
デジャヴを感じたけど、それは無視して私はとにかく笑った
私はたまたまルビーとアクアが普通に喋っているのを見かけて
そして今に至る
ルビーは超厄介オタクのようにアイのことを語っている
そしてアクアはすっごく落ち着いている
私は一応活動を今日のみ休みにして置いた
アイも休んだし、私も休むか〜みたいなノリ
あれ、こんな理由で休みありだっけ?
...ま、いっか!
CMが流れている間にルビーが私に近付いて来る
きらきらと光った眼でそう聞かれた
...何故か、汚したくないって思った自分がいた
きらきらと輝き、本物の宝石のような
アイと私、そして『彼』に似た顔をしたアクアとルビー
せめて汚したくなかった
綺麗なままでいて欲しかった
...あれ、なんでこんなこと思うんだろ
やっぱり、よくわからない
アイには、あんな赤ちゃんということは秘密にして置いている
あの二人に言うなって言われちゃったしね、
流石に私だって約束を守らない人じゃないから
ちゃんと二人の言うことを聞いておいた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!