第10話

灰色の塔Ⅱ
264
2023/08/15 09:57
花京院典明
何?引きちぎられると狂い悶える?
花京院典明
私のハイエロファントは…
タワー・オブ・グレー
ウヒャア!何っイヒャア!
花京院典明
引きちぎると狂い悶えるのだ
花京院典明
喜びでな!
タワー・オブ・グレー
ウヒャアウオオ
花京院典明
すでにシートの中や下にハイエロファントの触脚が伸びていたのだ
花京院典明
エメラルドスプラッシュでそのエリアに追い込んでいたのに気が付かないのか
その瞬間、さっきのおじさんが叫び声を上げて倒れた。
血って……生で見るとキツイね((((((((((殴
花京院典明
フッ…おぞましい幽波紋にはおぞましい本体がついているものよ
サラッと酷いこと言うね。花京院くん。でもそんなところが好k((((((((((殴
ちなみに花京院くんに善悪について聞いた時自分笑っちゃった…なんでって?
推しの声が聞けて嬉しいからだぉぉおおおおおおおお
昊夢
でもこの人にはDIOの肉の芽が埋め込まれていないみたいですが…
モハメド・アヴドゥル
タワーオブグレーは元々旅行者を事故に見せかけて殺し、金品を巻き上げている根っからの悪党幽波紋
モハメド・アヴドゥル
金で雇われ欲に目がくらんでそこをDIOに利用されたんだろう
ジョセフ・ジョースター
んん?
ジョセフ・ジョースター
変じゃさっきから気のせいか機体が傾いて飛行しているぞ
空条承太郎
まさか…
「お客様どちらへ?」
この先はコックピットで立ち入り禁止です
ジョセフ・ジョースター
知っている
「おっお客様!」
空条承太郎
……
(ハッ)
(まぁ…素敵な方)
空条承太郎
どけ、女
「きゃあ…ショック…」
花京院典明
おっと…失礼
花京院典明
女性を邪険に扱うなんて許せん奴だが、今は緊急時なのです。許してやってください
「は、はい…」
ジョセフ・ジョースター
おお!なんてこった!してやられた!
昊夢
う……
ぐッッッッッッッッッろ、、、
空条承太郎
あのクワガタ野郎。既にパイロット達を殺していたのか
昊夢
降下している。このままじゃ墜落してしまいます!
ジョセフ・ジョースター
あぁ、自動操縦装置も破壊されている…この機は墜落するぞ
その時、大量の血を吐き出しながらタワーオブグレーが乱入してきた
ジョセフ・ジョースター
なに?!
タワー・オブ・グレー
わしは事故と旅の中止を暗示する塔のカードを持つ幽波紋…お前らはDIO様の所へは行けんんんん!
タワー・オブ・グレー
例えこの機の墜落から助かったとて
タワー・オブ・グレー
エジプトまでは一万キロ…その間DIO様に忠誠を誓った者共が四六時中貴様を付け狙うのだ!
タワー・オブ・グレー
世界中にはお前らの知らん想像を超えた幽波紋が存在する
ごめん…自分はもう想像ついちゃってるのよ
タワー・オブ・グレー
DIO様はスタンドを極める御方…DIO様はそれらに君臨できる力を持った御方なのだ
タワー・オブ・グレー
辿り着ける訳がナァイ!貴様らエジプトへは絶対行けんのだ!
「ヒッ…」
空条承太郎
さすがプロ中のプロ悲鳴をあげないのは鬱陶しくなくて良いぜ
空条承太郎
そこで頼むがこのジジイがこの機をこれから海上に不時着させる
空条承太郎
ほかの乗客に救命具つけて座席ベルト閉めさせな
「は…はい!」
昊夢
ジョースターさん大丈夫ですか?
ジョセフ・ジョースター
ううん…
ジョセフ・ジョースター
プロペラ機なら経験あるんじゃがのう
モハメド・アヴドゥル
プロペラ?
ジョセフ・ジョースター
しかし承太郎これでわしゃぁ3度目だぞ人生で3回も飛行機で墜落するなんてそんな奴あるかな
昊夢
ううん…
空条承太郎
二度と…二度とテメェとは一緒に乗らねぇ
飛行機が不時着したのは香港沖35キロ地点
承太郎達は香港への上陸を余儀なくされた
TV「ジャンボジェット機が不時着しました。現在乗客乗員の救助作業が…」
香港。香港島、九龍島しんかい周辺に浮かぶ235あまりの島々を要し、その夜景は昔から100万ドルの夜景と言われている
ジョセフ・ジョースター
そうだ、それでいい。乗客は我々と船員のみにしてくれ。そうだ、これ以上犠牲者を出す訳にはいかんからな。それから…
ジョセフ・ジョースターさんが電話をしている間、そこら辺をブラブラしていると
店員「そこのでかい兄ちゃん!」
空条承太郎
うん?
「あんたら観光客かい?どうだいお粥、香港へ来たら点心かお粥食べなくちゃ。ホットコーラもあるでよ」
花京院典明
お粥か、悪くない
花京院典明
知っているかジョジョ
花京院典明
日本とは違って香港では主食としてお粥を食べることが多いんだ
昊夢
へぇ〜
いつも思うけど花京院くん海外について詳しくない?旅行で色んな所行ってるのかな?
羨ましい。自分も連れてってもいいy((((((((((殴
花京院典明
じゃ、ポピュラーなピータンと豚肉のお粥を貰おうかな
店員「まいど!」
モハメド・アヴドゥル
では、私は…
ジョセフ・ジョースター
おーいお前ら何を食おうとしているんじゃ。これからわしの馴染みの店に行こうというのに
店員「おっそこのダンディーな旦那!香港名物ホットコーラはいかがですかな?」
ジョセフ・ジョースター
ホット?コーラは冷たいものだと相場は決まってるんじゃい
昊夢
(自分も冷たい方がいいかな…)
空条承太郎
ジジイ、何処に電話してたんだ
ジョセフ・ジョースター
うん?あぁ詳しいことは店に行ってから説明するが…この先安全且つ最短でエジプトに辿り着くためには色々と策を講じなければならんということだ
昊夢
策…ねぇ…
モハメド・アヴドゥル
ジョースターさん我々はもう一般人の犠牲を出す訳には行きません。最短と言えども飛行機の使用は…
ジョセフ・ジョースター
確かに我々はもう飛行機でエジプトに行くのは不可能になった。またあのような幽波紋使いに飛行機内で出会ったら今度という今度は大人数を巻き込む大惨事を引き起こすだろう。陸か海路をとってエジプトに入るしかない
モハメド・アヴドゥル
しかし50日以内にDIOに出会わなければ…うっ…ううん…
花京院典明
あの飛行機なら今頃カイロに着いているものを…
ジョセフ・ジョースター
分かっている、しかし案ずるのはまだ早い
ジョセフ・ジョースター
100年前の-
昊夢
100ねん前のジュール・ヴェルヌの小説では80日間で世界1周4万キロを旅する話がある。汽車とか蒸気船の時代ですよね?
ジョセフ・ジョースター
おぉ…また言い当ておった
ジョセフ・ジョースター
まぁ、昊夢の言うとうり、飛行機でなくても50日あれば一万キロのエジプトまで訳なく行けるさ
あ、お店で話しております。
言い遅れちゃいました。てへぺろ(´>ω∂`)
ジョセフ・ジョースター
そこでルートだが、わしは海路へ行くのを提案する
ジョセフ・ジョースター
適当な大きさの船をチャーターし、マレー半島を回ってインド洋を突っきる。言わば海のシルクロードを行くのだ
モハメド・アヴドゥル
私もそれがいいと思う。リクは国境が面倒だし、ヒマラヤ山脈や砂漠があって、もしトラブったら足止めを食らう危険がいっぱいだ
花京院典明
私はそんなところ両方とも行ったことがないのでなんとも言えない、お二人に従うよ
空条承太郎
同じ
昊夢
私も任せます
ジョセフ・ジョースター
よし決まりだな
ジョセフ・ジョースター
だが、1番の危険はDIOが差し向けてくる幽波紋使いだ。いかにして見つからずにエジプトにもぐりこむか
空条承太郎
…うん?
花京院典明
フフ、これはお茶のおかわりを欲しいのサインだよ。香港ではこうしておくとおかわりを持ってきてくれるんだ
そう言ってポットのような物の蓋をずらしていると、店員さんが此方に来て、お茶を注いでくれた
花京院典明
また、お茶を茶碗に注いでもらった時は
トントンと花京院は、テーブルを人差し指で叩いた。
花京院典明
これがありがとうのサインさ
昊夢
へぇ〜物知りなんだね。花京院くん
ジャン・ピエール・ポルナレフ
すみません、ちょっといいですか?
昊夢
ハッ!!!
ポルポルきゅぅぅぅぅぅぅうん!!!!!
ジャン・ピエール・ポルナレフ
私はフランスから来た旅行者なんですが、どうも漢字が難しくてメニューが分かりません。助けて欲しいのですが
空条承太郎
やかましい、向こうへいけ
ジョセフ・ジョースター
おいおいまぁいいじゃないか、わしゃ何度も香港に来とるからメニューぐらいの漢字は大体分かるどうじゃ一緒に
ジョセフ・ジョースター
で、何を注文したい?
ジョセフ・ジョースター
エビとアヒルとフカのヒレとキノコの料理?
ジョセフ・ジョースター
これとこれと、あとこれも貰おうかなそうだそれだ
ドジャア〜〜〜ン
昊夢
𝔀𝓸𝔀…
モハメド・アヴドゥル
牛肉と魚と貝とカエルの料理に見えますが…
昊夢
𝒎𝒆 𝒕𝒐𝒐
花京院典明
確かに全然違いますね
空条承太郎
こうなると思ってたぜ
ジョセフ・ジョースター
ハッハハハ!まっいいじゃないか。わしの奢りだ。何を注文しても結構美味いものよがっはははは
ジョセフ・ジョースター
さぁみんなで食べよう
モハメド・アヴドゥル
ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
モハメド・アヴドゥル
おおっこれは
昊夢
うん!美味しい!
ジョセフ・ジョースター
どうじゃ美味いもんだろう
ジャン・ピエール・ポルナレフ
おお〜これは!手間暇かけてこさえておりますなぁ。ほらこの人参の形スターの形…なんか見覚えあるなぁ〜
ジャン・ピエール・ポルナレフ
そうそう私の知り合いが首筋にこれと同じ形のアザを…持っていたなぁ
花京院典明
貴様新手の!
ジャン・ピエール・ポルナレフ
ふんっ
モハメド・アヴドゥル
ジョースターさん危ない!
モハメド・アヴドゥル
幽波紋だ!
モハメド・アヴドゥル
マジシャンズレッド!
モハメド・アヴドゥル
…何?!
昊夢
炎が剣に…
昊夢
ブラボー
ジョセフ・ジョースター
新たなスタンド使い
モハメド・アヴドゥル
なっなんという剣さばき
ジャン・ピエール・ポルナレフ
俺の幽波紋は戦車のカードを持つシルバーチャリオッツ
ジャン・ピエール・ポルナレフ
モハメド・アヴドゥル始末して欲しいのは貴様からのようだな
ボゥ…!
昊夢
火が時計に(素晴らしい!)
ジャン・ピエール・ポルナレフ
そのテーブルに火時計を作った
ジャン・ピエール・ポルナレフ
火が12時を燃やすまでに貴様を殺し、天川昊夢を渡してもらう!
昊夢
ファ?!
聖歌
申し訳ありません、申し訳ありません…
聖歌
更新するのがこんなにも遅くなるとは…
聖歌
こんな私でも、作品には目を通して欲しいです…お願いします

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