数ヶ月後______
no-side
あなたの下の名前が眠り始めてから数ヶ月
まだあなたの下の名前は起きていない
それぞれNRC、雄英、授業中に
あなたの下の名前の事を思っていない人はいなかった
今日の見守りは
相澤先生だった
来る人は毎回、今日何があったかを話してる
相澤先生は淡々と話すが
あなたの下の名前が目を覚ます様子はない
一呼吸置いてから
泣きそうな顔で言った
ずっと寝てたあなたの下の名前から
眠りっぱなしだった眠り姫から
声が出た
ギュッ
相澤先生は無意識にあなたの下の名前を抱きしめた
翌日____
爆豪は机に足を乗せてウダウダしていた
キランッ
何かが光ったと思ったら
爆豪は足を下ろしていた
入学の時と同じ言葉を発し、彼女は満面の笑みで言った
それに対し、みんなは言った
そして誰よりも早く
ガバッ
爆豪勝己が抱きついた
それと、
やっと、やっと
吹っ切りが着いた
眠ってる間葛藤してた
この今持ってる個性は、自分のと言っても良いのか
私は考えた
答えは
Yesだ!
皆が私にくれた、GIFT
GIFTは自分のモノ!
これからも、見守られながら
頑張っていきます
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。