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第6話

椛の絨毯
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2017/10/14 14:09
帰り道、爽良に気を遣い1人で歩いていた。
今日こそは彼女と帰るだろうから。



外は寒くてそろそろマフラーを出してもいいくらいの季節になってきた。

木の葉は赤く染まり、地面には赤い絨毯が出来上がっていた。

家に帰る前にコンビニでも寄って肉まんでも買おうかな

爽良
あなた
あなた

おおおっ?!いつからそこに!?

後ろを向いたら爽良がいた。
爽良
なんで何も言わないで先帰ったのさ
あなた

いやだって、彼女と帰ると思ったし…

爽良
帰るときは言うからさ
あなた

彼女に迷惑でしょ

爽良
そんな事ないから。
あなた

女の嫉妬は怖いからから勘弁。

なんで恋人がいるのにそこまでくいつの…



爽良
……
爽良
あのさ
あなた

ん?

爽良
本当は前に言うつもりだったんだけど
爽良
俺が付き合ってるのは
















爽良
付き合ってるのは男なんだ
あなた

爽良
ごめん。ちゃんと最初に伝えるべきだった。
爽良
びっくりって言うか、ひくよな
爽良
でもあなたには言わないといけないな、
って思った。
爽良
気持ち悪いよな、ごめん


その時の爽良はとても苦しそうでどことなく子犬に見えた

あなた

そんな苦しそうな顔で言わないで

あなた

爽良がどんな人を好きになったって爽良は何にも変わらないし

あなた

たまたま好きだった人と性別が同じだっただけでしょ?

爽良
…うん
あなた

私は別に何にも思わないよ。



いくら爽良が違う人が好きになったって、

爽良苦しそうにしていたら助けてあげたい。
爽良
…ありがとう。
爽良は花が咲いたように笑った。


それから2人でコンビニによって肉まんを食べて家に向かった。


爽良は話してくれた。



恋人は大西晃大だということ。



あっちから告白されて、最初は断ったけど、だんだん好きになってしまったこと。



すごくすごく悩んだこと。
爽良
じゃあ、また明日ね。
あなた

うん。ばいばい






でも話せてすごく楽になったって、









家に帰ったあと、私はライバルの恋を後押ししてしまって私は後悔したけどね!




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作者の清太です( * ॑꒳ ॑* )
こんな設定詐欺の小説にここまで付き合っていただき、ありがとうございます…!!

ただいま、キャラクターアイコンを作りたいと思っています。いきなり変わる可能性があります。
へったくそな絵ですが、頑張ってつくります!

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