第8話

side かける
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2017/10/15 18:03
最近、あなたは痩せたと思う

日に日に痩せていく

そして、あなたの様子がおかしい

伊藤と付き合ってるみたいだけど

うまくいってないのか?

俺の方が昔から好きだったのに

なんで伊藤に取られてるんだろ?

ほんとさいやく



あなたをみていると久しぶりに目があった

目があったと思うと次の瞬間バタンッと倒れた
伊藤
おい、起きろよ!!
なぁ、誰とあってたんだよ!!
答えろよ!!
倒れたあなたに向かってそういってゆすってる

こいつ頭おかしいんじゃね?

初めて人をそんなふうに思った

そう思うと、

今の発言、あなたの態度、日に日に痩せていくことすべてが合致した

それからの俺の行動は自分でも早かったと思う

伊藤からあなたを引き離し

やせ細ったあなたを抱いて保健室まで走った

頭を打ってるからということで病院に直行

学校から帰って一目散に病院に行くと

あなたのお母さんがいて

原因はストレスだと医者に言われたらしい

俺がそばにいなかったせいか

と自分勝手でひとりよがりな自惚れた考えをしていた

今日は帰りなとあなたのお母さんに言われたので

大人しく帰り次の日学校に行ってから病院へ行った

学校に行くと伊藤が
伊藤
俺のせいじゃないよな?!
伊藤
違うよな??
と、あたふたしていた
お前のせいだよ!っとおもいっきり言いたかったが正直伊藤1人のせいじゃない

俺がもっとしっかりあなたのそばにいたらこんなことにはならなかったのに

病院へ行く途中そんなことばかり考えてた

病院へ着くとあなたはまだ目を覚ましてなくて

あなたのお母さんは一回着替えとか取りに帰るといって

病室は俺とあなたの2人だけになった
細々した腕に刺された点滴の針が痛々しくて自分を責めずにはいられなかった

あなたの手を握りながら早く目を覚ましてくれと願っていた

あなたのお母さんが家に一回帰って戻って来てもあなたは目を覚まさなくて
倒れた次の日の夜にようやく目を覚ました

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