第2話

一難去って
472
2017/11/22 10:29
ルルーシュ
この一松さんについて少しだけ分かったことがある
ルルーシュ
それは六つ子の兄弟の4男で、
猫が好き。実は次男に少し
特別な思いを寄せている…
ルルーシュ
と、ここまでくると少し
自分はまぁまぁ知れたので
いい収穫にはなっただろう
ルルーシュ
それにしても…なんで生まれ変わった先が
顔のそっくりさんに囲まれた男だらけの
世界なんだ…
一松
…はぁ
ナレーション
自然とため息がでる
ナレーション
そう思いながら猫に触れていると
おそ松
よぉ一松!こんな所で猫と戯れてるの?
ルルーシュ
(…たしかこの人は長男のおそ松さん…)
一松
…おそ松兄さん…
おそ松
そーそー!皆大好きカリレジェおそ松様だぜ!
ルルーシュ
(…自意識過剰なような気がする)
一松
…おそ松兄さん、なんの用?
ナレーション
とそれとなく事情を聞く
おそ松
いやぁ〜!パチンコ行ったんだけど
また負けちゃってぇ〜ねぇ、いちまちゅー
お金貸してぇ?
一松
…嫌だよ…それに僕お金持ってないし…
ルルーシュ
(弟に金を集るな!この外道が…)
おそ松
うぇえ?冷たいなぁもう。
ナレーション
そう言い合っていると、
おそ松
ねぇ、ところでさぁ一松
ナレーション
急に空気が冷たく感じる
ルルーシュ
(!?)
一松
な、何……?
おそ松
お兄ちゃんに、隠し事してない?
ナレーション
冷たい目がルルーシュをなでる
一松
してないよ…なんで
ルルーシュ
(そんなことを聞くんだ…)
おそ松
そうか…してないかぁ…
でも分かっちゃうんだよねぇ


俺、長男だから
ルルーシュ
(もしかして…俺が居ることがバレた!?)
ナレーション
そう思った時だった
カラ松
おーい、何してるんだBrother
ルルーシュ
(!助かった!)
一松
けっ…なんでもない…行くよおそ松兄さん
ナレーション
カラ松が来たことにより、
難を逃れた
ルルーシュ
(危なかった…危うくバレるところだった…)
ナレーション
そう思いながらいそいそと帰った
おそ松
(……あいつ…やっぱり…)
ナレーション
一松とカラ松が去っていく中、
冷たい視線を送り続ける
おそ松の姿があった
おそ松
(カラ松好きだよなぁ)
ナレーション
アホであった………
_______________
トド松
え?一松兄さんの事?
おそ松
そーそーどう思うよ
トド松
うーん…あ、でも前より、あんまり
闇を感じなくなったよね
十四松
僕もそう思う!なんか一松兄さん変わった?
っていうか
チョロ松
え?何処が?
おそ松
お前は鈍すぎwにーちゃん心配ー
チョロ松
いや、絶対してないだろ
おそ松
バレた?
トド松
え?何?もしかして一松兄さん抜きで会議しちゃう?
おそ松
おっ、いいねいいね
十四松
一松兄さんについて語り合いましょうや
あ、でもカラ松兄さんは?どーすんのぉ?
おそ松
まぁ、のってきたら参加で
チョロ松
軽いなぁ
トド松
まぁ、カラ松兄さんは一松兄さんと
結構一緒に居たしね…何か分かるかも
おそ松
よっしゃ、今晩、六つ子会議
(一松)居ないするぞ!
チョロ松
オッケー
トド松
はーい
十四松
ぼぅえ!
ナレーション
続く

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