2人で練習をしてから何日か経った。
今日は、本番一日前の最後の練習。
皆も自主練とかしてたみたいで、上達していた。
斯く言う私も家で練習していたりする笑
今日は衣装を着ての練習だから、いつもより新鮮
衣装をもらい、更衣室に行く
着てみると、私にぴったりなサイズで
私には勿体ないくらい可愛らしい衣装だった。
衣装を着た私を褒めてくれる。
そんなこと言ってる私だけど、本当は
柳瀬に似合うとか言って欲しくて
可愛いって言ってくれるかなってちょっと期待してしまう自分もいた。
私の背中を押しながら、更衣室を出る
更衣室を出ると、もう男子勢は着替え終えていた。
柳瀬の目の前に、押し出される。
柳瀬の予想外の反応につい、ビックリしてしまう
だって、いつもなら可愛いとか言ってくれるのに…………そんなに似合ってなかったかな
他の男子も、フォローしてくれたけど
柳瀬は黙ったままだった
柳瀬の態度に悲しくなって、そう言うと
と、突然顔を上げる
似合うし!ってさっきの態度は何?!
似合わないってことじゃないの?
と、肩を掴みながら訴えてきた
手を叩き、まくし立てくるように言われ
みんなステージの自分の場所に着く
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
練習は一通りやり終え、今日は切り上げることにした。
各自、更衣室に行って着替えるが
柳瀬は不機嫌そうに、していた
どうしても気になって話しかけてしまった
柳瀬は私の来てる衣装を見ながらそういった。
恥ずかしくなって、そう言い残して更衣室に走った
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ガチャ
家に帰ると、お母さんが出迎えて、他愛もない話をした。
そう言って、自分の部屋に行き、
ベットにダイブする
ベットは今日の疲れを癒してくれる。ほんとに素晴らしいものだ
♪♪♪♪♪
電話の音がして、スマホを確認すると
麻耶からだったので、直ぐにでる
ブチッ…ツーツー
急な電話でビックリだけど麻耶も私の事応援してくれてるんだもんね…
♪♪♪♪♪♪♪
思い切って、柳瀬に電話してみることにした
意外と直ぐに、電話に出てくるから
ドキドキする。
柳瀬の言葉を聞き終わる前に電話を切ってしまった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。