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16歳。
大人と言うにはまだ早い。
けれどもう子供じゃない。
電車は大人料金だけれど
遊園地は中高生料金。
16歳を生きる私たちは
子供より自由がある。
けれども大人ほど権力はない。
そんな未熟な私たちの日常は儚く過ぎ去ってゆく。
大人達はみんな言うだろう。
「高校生活は1度きり。」
そんな1度きりの生活を
学校という狭い社会で生きていく。
その狭い社会の中で必死で生きている。
大人にとってはちっぽけなことかもしれないが
16歳の少女にとっては人生をかけた物語。
大人になれば忘れてしまう物語。
私たちの声を聞いて____
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。