前の話
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「あなた、起きてる?」
『起きてふ』
「起きてないじゃんw」
『起きてまふよ』
「昨日、何時に寝た?」
『ヒミツ…』
「当ててやろう」
「2時半頃だな」
『大体合ってま』
「ご褒美は?」
『聞いてませへんよ?』
「今、聞いたってことで」
『確かに聞いたけど…』
「あなたがしてくれないなら俺からするけど?」
『何したらいいの?』
「耳貸して」
『………!!!!!!』
『あなたがしたらいいの?』
「もちろん^^」
『まず和くんからがいい』
「あなた、照れ隠し??w」
『違うもん!!!!』
「ほら、こっち向けって」
『向いてるじゃん』
「もう少し上、あと8センチ」
「ほら、あと5センチ」
『もういいでしょ!!!』
「なにが??ww」
「あなた、とどいてないけど??」
『分かったって!!』
「あと、3センチ もう少しで」
「あなた 照れすぎw」
「次、俺から」
『ちょっと…!!!!!!』
『舌入れてくるとか聞いてない』
「今度は口ひらいて」
「あなた」
『何?』
「可愛い♡」
『…!!!!!!』
「していい?」
『コクリ』
「あなたからは?」
『また今度』
「そっか…」
『そんな顔で見つめないでよ!』
「うん?」
『何もない……!!!』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。