そこから作戦に移ることになった。
「その前にだ。あなたには誰を選ぶのか決めてもらいたい」
誰を?
…あ、そーだった…
「わ、私はシルクさんのことが好きだと思います。でも、皆さんのことも大好きだし皆さんのことを振って今の関係が崩れるのは嫌なんです」
ほんと私って最低だよなぁ
「俺らは好きな人に振られたくらいでそいつのこと諦めるよーな男じゃねぇーよ笑」
へ?
「振られてもそいつから奪うくらいで来ると思うぞ」
「そ、そーなんですか?」
「おう笑」
みんなイケメンすぎ(((
「じゃあ、改めてですがシルクさん…よろしくお願いします…///」
「こちらこそ!めっちゃ幸せにしてやるからな!」
皆さんにも言っておかないと
辛いけど隠しておく方がもっと辛いしね…
「とりあえずメンバーには言っておく。そこでまた作戦立てたら伝えるから。あなたからも一応言っておいてもらえるか?」
「もちろんです!お願いします」
佳奈は唯一の女友達で大好きだったけど
あんなことされてたって分かったらなんとも思わなくなった。
可哀想とかよりも私と同じ目に合えばいいとか思ってしまった自分が嫌だ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!