今日は高校最後の学園祭。
私はまだ、好きな人に告白出来ていません。
「告白、出来るかな」
その思いで私の胸は不安で押し潰れそうでした。
この人はシルク。
バスケ部の部長でめっちゃ運動神経がいいの。
リーダー的な存在で皆を引っ張ってくれる優しい
友達。
この人はモトキ。
グミが大好きなちょっと変わった人。
皆からは「ノーリアクション王」として有名な
私の友達。
この人はンダホ。
とにかく食べる事が大好きな人。
シルクとは幼稚園からの付き合い。
この人も私の友達。
この人はマサイ。
私はこの人にひっそり恋をしてる、
まさに私の「好きな人」。
身長が高くイケメンなのでこの4人の中では
1番モテる、と言ってもいいだろう。
私達は小学一年生の頃からずっと
シルク、ンダホ、モトキ、マサイ、そして私で
一緒に登校してきた仲です。
それなのになんで私はなんでマサイに恋を
してしまったのだろう...?
まあそれはさておき今日は告白...出来るかな
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。