宙音(妹)が〜……なんて…言えやしない
だって、
話したら、宙音(妹)に“負けたみたい”
勇気も、力も、ぜんぶ……、
ふと顔を上げて思い出す
225万を超えるリスナーを。
やべぇ…
何も言わずに
結構放置してもーた…。
ピースした写真を急いでついったーに上げて
雪斗(おらふくん)を見る
そっと“ロケットペンダント”を出す。
まだ20歳じゃないけど…。
小学生の時、みんなで校庭の下に埋めたタイムカプセルと一緒に
愛莉と雪斗くんと、3人で揃えたロケットペンダント
『このタイムカプセルを開けるときまで内容は秘密!』
中に入っている写真は、
愛莉と雪斗くんは、3人の写真。
あたしは、“雪斗くんと私だけ”。
あの時からずっと私は
愛 莉 を 大 切 な 友 達 と 思 っ て い な か っ た
だから、写真も
これを開けるときも
きっといくら私がいじめられたとしていても
仲間はずれにするのが辛いんだろう
でもね、聞いて。
ポケットから赤色ロケットペンダントを取り出す
そうだよ。
これ、愛莉の。
雪斗くんが青、私が緑、愛莉が赤。
あの日、
そのとおりです!
ネタバレ含みますが!
軽く解説します!
ホントウノユメ(62話、背景がグレーのやつ)
↪ 夢主が自殺してるシーン!(失敗した)
自殺の背景は60、61話をみてください
今回のお話
↪62話の日から見た、あさって(2日後)
のお話ですね。
次のお話(次公開するやつ)
↪自殺したとこから病室に戻され、夢主が起きる
までのお話
この小説は、他の小説と違って、
結構過去とつながっていたりするので
わかりにくいところがあったらコメントください🙌
解説します。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!